JILSロジスティクス環境推進センターは、一般財団法人日本国際協力センターが実施する「平成25年度日台技術協力:低温物流業界の革新的サービスにおける畜冷とICT応用技術研修」の一環として、2013年10月31日(木)に「日本のグリーンロジスティクス」の講義を行いました。
当日は、JILSロジスティクス環境推進センター 副センター長の北條英より、輸送分野の温暖化対策を中心として、日本の施策や企業の取り組みなどについての講義が行われた後、質疑応答がなされました。
<講義風景>

<研修生と記念写真>
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JILSロジスティクス環境推進センターは、一般財団法人日本国際協力センターが実施する「平成25年度日台技術協力:低温物流業界の革新的サービスにおける畜冷とICT応用技術研修」の一環として、2013年10月31日(木)に「日本のグリーンロジスティクス」の講義を行いました。
当日は、JILSロジスティクス環境推進センター 副センター長の北條英より、輸送分野の温暖化対策を中心として、日本の施策や企業の取り組みなどについての講義が行われた後、質疑応答がなされました。
<講義風景>

<研修生と記念写真>
九州ロジスティクス活性化研究会の第4回会合を10月25日(金)にホテルセントラーザ博多にて26名の出席のもとに開催いたしました。
物流品質管理は各社重要施策として取り組まれております。しかも、発荷主、着荷主、物流企業の各社に独自の物流品質管理基準があり、加えて、各業種・業態のサプライチェーンの各プレイヤー(ステークホルダー)が共通価値として認識しておかなければならない品質管理基準が存在しています。
実態として、時には担当者が替わると品質判断基準や要求基準が替わると言う複雑な構造になっているのが現状です。
一部の業界ではその判断基準の違いから受け取り拒否となってしまい、余分な物流コストの発生や余計な環境負荷をかけているとの声を度々お聞きします。
業務のスピード化や業務生産性の向上が強く求められる今日、各サプライチェーンにおいて各プレイヤーが共通価値として認識できる物流品質判断基準の設定や統一化が必要な時代を迎えていると思います。
http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R10000002KmA6EAK
九州ロジスティクス活性化研究会
第4回会合【10月25日(金)】高田主査コメント
10月25日(金)の九州ロジスティクス活性化研究会の第4回研究会は、(株)ニチレイロジグループ本社 顧問の山室 達雄様より、「ニチレイロジグループにおける物流品質管理と生産性向上施策」というテーマでご講演を頂きました。
元々、倉庫物流業として発足したニチレイグループの中で、同社は売上の1/3、利益の1/2を生み出す中核企業です。国内108箇所に冷蔵倉庫や物流センターを保有していますが、興味深いのは各地域で保管事業を担う地域会社を各々別会社化している点です。従って、この日のテーマである物流品質管理や生産性向上の取り組みは、グループとしての体系は持ちつつも、取り組みのかなりの部分は各地域会社の自主性に委ねられています。つまり、同社における物流品質管理は、本社が仔細にわたって決定しグループ全体・末端までが遺漏なく実行するというものではなく、全体フレームは提示されながらも、地域会社において各々のステークホルダーとの関係など実情に併せて柔軟に運用されており、そのことによって、本来の品質管理や生産性向上の目的を見失わないように注意が払われているようです。
このようなマネジメントを高いレベルで実行しようとすると、やはり『人』が重要となります。よく「最後は人だ」という言葉を耳にしますが、形骸化してしまった管理システムをただただ回すだけでは、人は能力を発揮できませんし、能力向上にも結びつきません。この点で、同社のマネジメントは、全社的な方針の明確化と現場の自主性・創意工夫とがバランスよく両立されているように見受けられます。その根底には、「ニチレイロジがストップしたら、日本がストップする!」というトップの明快なメッセージに代表される、高い次元での企業ミッションの社内共有も理由としてあるようです。
(文責 高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)
◆高田 仁 氏
九州ロジスティクス活性化研究会 主査
JILS九州ロジスティクス委員会副委員長
九州大学大学院 経済学研究院 准教授

1990年に九州大学工学部卒業後、大手メーカーに勤務。1995年に九州大学大学院(工学研究科建築学専攻)にて修士課程を修了、コンサルタント会社にて学術研究都市やサイエンスパークなど地域計画の立案に従事。1999年、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI、現東大TLO)の経営に参画し、2002年まで同社取締役副社長兼COO。2003年に九州大学ビジネス・スクール助教授。同年10月から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダーを兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2007年九州大学ビジネス・スクール准教授。また、2009年から翌年まで米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員、その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの設立に参画し、2010年より同センター兼務。
公募概要
我が国物流分野の省エネルギー化を促進するため、荷主による物流拠点の集約に拠る物流体系の改善により物流部門の省エネルギー化を推進する取組の二次公募を行います。
事業内容
我が国物流分野の省エネルギー化を促進するため、荷主による物流拠点の集約に拠る物流体系の改善により物流部門の省エネルギー化を推進する取組の補助を通じて、我が国企業のロジスティクス効率化及び省エネルギー化を推進します。
公募期間
平成25年10月22日(火曜日)から平成25年11月5日(火曜日)
公募要領等は以下のファイルをダウンロードしてご利用ください。
資料1_平成25年度省エネ型ロジスティクス等推進事業公募要領(二次募集).pdf
資料2_省エネ型ロジスティクス等推進事業費補助金交付規定.pdf
提出先、お問合せ先
〒105-0022 東京都港区海岸1-15-1 スズエベイディアム
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 省エネ型補助事業担当
電話:03-3436-3191
FAX:03-3436-3190
E-mail:shoene@logistics.or.jp
URL:http://www.logistics.or.jp
★講演内容のご紹介、第2弾です!
ロジスティクス改革に果敢に取り組む先進企業の方々を講師にお招きすることができました。
講演会終了後には、中部支部運営委員メンバー、3名の講演者各位と参加者の皆様が交流いただく「中部ロジスティクス交流会(立食懇親会)」もございます。
この機会を積極的にご活用くださいますよう、関係各位のご参加をお待ち申しあげております。
■日時:2013年10月18日(金)13:00-18:30
■会場:名古屋商工会議所(名古屋市)
≪ヤマト運輸様≫
「宅急便ネットワークを活用した企業間物流の顧客価値向上」
石川 幹雄氏/ヤマト運輸(株) 執行役員中部支社長
●課題認識
日本の製造業等、コスト削減は国際競争力向上のための重要な継続課題であるが、「製造コスト」「人件費」は既に限界にきており、為替も不安定な状況が続くと予想される。そんな中、コストの削減の余地が残っている最後の領域、それが「物流の改革」。
・メーカは製造コストを限界まで管理している一方、出荷後は物流業者任せのため、トータルコスト増となっている。
・急速なグローバル化、ボーダレス化の進展で、取引先や生産拠点が分散・複雑化し、在庫量のマネジメントを含めた「物流全体の最適化」ができていない。
・大手ECとの競争が激化する流通業も、販売機会のロスを回避するための多頻度小口調達やリードタイム短縮が必要となり、物流コストは増加傾向にある。
・震災後、BCPの観点で「在庫の分散によるリスクコントロール」の必要性が高まっている。
●バリュー・ネットワーキング構想
羽田クロノゲート、厚木ゲートウェイ・沖縄国際ハブが提供する圧倒的なスピードと独自のLT・IT・FT、そしてコアコンピタンスである全国、アジアのラストワンマイルネットワークをシームレスに融合させ、物流のスピード、コスト、品質の全てを飛躍的に高める新たなソリューションの提供をスタートさせます。
●事業基盤改革
?海外ネットワーク ?羽田クロノゲート
?三河ゲートウェイ(2015年竣工予定、敷地面積約11,000坪)
東日本・中日本・西日本を結ぶネットワークの要
・通販事業者向け
・パーツメーカ向け
・第一次産業、生産者向け
・流通、卸業向け
・機械メーカ向け
・デジタル機器メーカ向け
・医療機械メーカ向け
★詳細・続きは、10月18日(金)、講演会会場にて・・・。
≪ネスレ日本様≫
「ネスレのサプライチェーン戦略と物流の安全・品質向上への取り組み」
坂口 治夫氏/ネスレ日本(株)
カスタマーサービスセンター 東京センター長兼東京サプライチェーン開発室長
●物流の品質改善と安全の取り組み
・物流品質の問題として、このプロセスでムダにしているのは「顧客サービスレベ ル、信用、持ち戻るための運搬作業・運賃、持ち帰り処理にかかる従業員の時間、再配達にかかる作業と時間、ダメージの起きた製品」と多岐にわたり、その影響は大きい。
・「配送起因」が7割を超える。
品質改善をプロジェクト化し、DMAIC手法を用い問題を解決
ゴール:2011年の配送起因持ち戻り件数をベースに75%削減
→2012年12月末までに持ち戻り2件/週以下にする
★詳細・続きは、10月18日(金)、講演会会場にて・・・。
※「事務局からのおすすめ」その1は以下よりご参照ください。
http://www.logistics.or.jp/jils_news/2013/10/post-38.html
※TOTO様分につきましては、後日、ご案内させていただきます。
関係各位の積極的なご参加を心からお待ちいたしております。
その他プログラム内容の詳細・お申込は、下記URLをご参照下さい。
http://www.logistics.or.jp/propulsion/enhancement/event_tyubu.html
担当:中部支部 遠藤・大川
endo@logistics.or.jp

大阪府が、大阪都心から約30kmの北摂広陵部において、箕面森町(みのおしんまち)の
企業用地ゾーンの整備を計画しており、その用地活用を検討いただくための「エントリー募集」を
実施中ですのでお知らせいたします。
今回の「エントリー募集」とは、進出を希望または検討する企業のニーズを整備内容に反映することを
目的とし、具体的には立地に必要なインフラや都市計画(用途地域、高さ制限)等の事業計画立案や
都市計画の変更の変更を行うために実施されます。
なお、エントリー応募者に最終的な用地購入を拘束するものではないとのことです。
募集期間:平成25年9月2日?10月31日
土地の所在:大阪府箕面市森町西
面積:合計約25ha
土地価格:(想定):約5万円/?
土地引き渡し:平成29年?30年予定
用途:事務所、研究・研修所、物流施設 等
詳細は下記URLを参照ください。
http://www.pref.osaka.jp/minoh/kigyou/index.html
問い合わせ先
大阪府 箕面整備事務所(企業誘致担当)
TEL.072-722-9997 FAX.072-722-0004
Mail:minojimusho@sbox.pref.osaka.lg.jp
ロジスティクス改革に果敢に取り組む先進企業の方々を講師にお招きすることができました。
講演会終了後には、中部支部運営委員メンバー、3名の講演者各位と参加者の皆様が交流いただく
「中部ロジスティクス交流会(立食懇親会)」もございます。
この機会を積極的にご活用くださいますよう、関係各位のご参加をお待ち申しあげております。
■日時:2013年10月18日(金)13:00-18:30
■会場:名古屋商工会議所(名古屋市)
◆TOTO様
「TOTOにおける物流本部の役割と他部門連携、人づくり」
加藤 正行氏/TOTO(株) 上席執行役員 物流本部 本部長
・今回は、「ひとづくり」をポイントにお話しいただきます。
ご覧になられた方も多いかと存じますが、TOTO様の「ひとづくり」は、
NHKの「プロフェッショナル」でも取りあげられました。
-NHK放映「プロフェッショナル 仕事の流儀」、包装によるCS向上・品質保全と17億円のコストダウン-
2012年度ロジスティクス大賞受賞事例 TOTO(株)のご紹介
http://www.jils-net.com/article/detail.php?id=10106
◆ヤマト運輸様
「宅急便ネットワークを活用した企業間物流の顧客価値向上」
石川 幹雄氏/ヤマト運輸(株) 執行役員 中部支社長
・日本経済の成長戦略を縁の下から強力にサポートする「バリュー・ネットワーキング」構想で
企業物流の改革を推し進める、と発表されました。
/木川 眞 氏(ヤマトホールディングス社長)
http://www.yamatosolutions.com/about/kigawa/
・今回は、羽田・厚木に加え、中部地域での取り組みもお話しいただく予定です。
http://www.yamatosolutions.com/about/vnd/
◆ネスレ日本様
坂口 治夫氏/ネスレ日本(株)
カスタマーサービスセンター 東京センター長兼 東京サプライチェーン開発室長
・物流の関係で事故等が発生してしまった後、荷主として物流事業者の方々に始末書や顛末書等は提示要請をされていると思います。
ネスレ日本様では、事故等の報告フォーマットが決められています。
そのレポートを基に、物流事業者の方々とのコミュニケーションを密に図ることによって、事故原因の分析を徹底して行い、改善策の検討・実行によって、物流の安全・品質を向上されています。
※営業利益6.8%増 68億スイスフラン(約6,940億円)、営業利益率15.1%(20bps増)
この利益率をサプライチェーン本部としていかに貢献しているのか、大変興味深いです。
http://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/allpressreleases/20130903
関係各位の積極的なご参加を心からお待ちいたしております。
その他プログラム内容の詳細・お申込は、下記URLをご参照下さい。
http://www.logistics.or.jp/propulsion/enhancement/event_tyubu.html
担当:中部支部 遠藤・大川