2013年7月アーカイブ

現在開講中の第4期物流現場改善士資格認定講座の講義をご紹介します。

物流現場改善士資格認定講座は、現状把握、改善企画、改善実行、評価・定着の4つの力をベースとする「改善実践力」を習得し、物流現場改善を、データを活用して実践する、物流現場改善リーダーを育成する専門講座です。

講義では実践的な物流現場改善リーダーを育成するため、ある作業工程を改善するグループ演習を取り入れています。ストップウォッチを片手に作業時間の計測を行ない、データに基づいた分析結果から改善施策の立案と実践をすることで、現場改善のノウハウを身につけます。

【作業測定から改善結果発表までの様子】
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グループ演習を指導する成蹊大学 渡邉教授(右)       ストップウォッチを用いた作業時間測定
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測定結果を元に作業改善の施策を検討             改善施策の実施結果を発表

7月下旬よりロジスティクス経営士資格認定講座の受講者募集を開始しました。

ロジスティクス経営士資格認定講座は、戦略立案能力、問題解決力、リーダーシップ、分析力を習得し、ロジスティクスの役割を経営の視点から捉え、ロジスティクス改革を計画、実行するロジスティクスの経営幹部を育成する専門講座です。

ロジスティクス経営士は、日本ロジスティクスシステム協会の資格制度における最上位の資格に位置付けられ、本講座はロジスティクス関連の実務経験が5年程度ある、部長職クラスまたは部長職候補、ならびに幹部候補。物流技術管理士または国際物流管理士の資格取得後、実務を3年以上経験した幹部候補の方を対象としています。

12期目となる2013年度は2013年10月10日 - 2014年3月20日(全14日間)にて開催します。

現地人材の育成支援の補助事業のご案内がありましたので以下、お知らせします。 

海外現地法人での人材育成等に苦労している会社も多いと思いますが、先進的な企業では従業員を日本に呼び、日本ならではのサービスを日本で学ばせる、あるいは現地に講師を派遣して教育・訓練を行う、等の取り組みを行っています。そのような目的でも利用できるかも知れません。
※詳細な条件等は記ページをご参照ください。

平成24年度補正「中小サービス業等海外現地人材研修支援事業」
※対象:中小企業

補助対象:
 ・日本への受け入れ研修(現地人材の日本への招聘)
 ・現地への専門家派遣(講師等の現地への派遣)

 

 

 九州ロジスティクス活性化研究会2013の第2回会合を7月19日(金)にホテルセントラーザ博多にて26名の出席のもとに開催いたしました。

 3PL事業は成長市長との期待感がある反面、儲からないビジネスモデルとの声を多く聞くようになりました。果たしてその通りなのでしょうか?

 今回は、その3PL事業の誤解や課題と、今後の課題解決方策についてゲスト講師のご講演とディスカッションで大いに議論が湧きました。

 

★研究会の詳細はこちら↓※会期途中のご参加も歓迎いたします!

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R10000002KmA6EAK

 

 

九州ロジスティクス活性化研究会

第2回会合【7月19日(金)】高田主査コメント 

 

 719日の第2回研究会は、日本通運(株)関西営業部の西谷常務理事様より、「日本における3PL事業の限界とその克服への打ち手」のテーマで講演をいただきました。 

 

 これまで、物流・ロジスティックス業務の多様化と更なるコストダウンに向けた効率化に対応するかたちで3PL事業が拡大してきました。その中で、波動分析などの物量分析、作業分析、在庫分析、業務プロセス分析など、分析手法や関連技術は向上したものの、そもそも3PL事業がうまく立ち上がらず、不採算状態から逃れられない事例も多いが、それは何故なのか?という問題意識から講演はスタートしました。

 

西谷様からは、その要因として、顧客企業と3PL事業者との間で不確実性を最小化出来ていない(平たく言えば、出荷量の増大に伴う残業の発生等の想定されるリスクについて顧客企業と3PL事業者の間で十分に認識・情報・役割・責任が共有されていない)ことが挙げられました。そもそも、自社の利益率向上を狙って物流・ロジスティクス部門を切り出して効率化する方策のひとつが3PLだったわけですが、両者の役割や責任について十分に練られないまま、3PL事業をスタートさせてしまう構図が続いていたわけです。

 また、作業現場の各種法規制を見直し、混合作業を認めて欲しいとの規制緩和の要望や、作業者の方々が働きがいを持って仕事が出来る賃金制度や人事評価制度の必要性について述べられたことはメンバーの多くの共感を得られたと思います。

 

 結局のところ、顧客企業と3PL事業者が、相互に踏み込んだパートナーシップにもとづいて新しい価値創造に挑み、その実現のための役割・責任分担の姿を戦略的に描き切ってから事業をスタートさせるほかないようです。異なる組織がスムーズに連携するためには、自社のみに通じる暗黙知を形式知化するといった取り組みも必要となることが明らかとなりました。

 

(文責:高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)

 

 

◆高田 仁 氏

九州ロジスティクス活性化研究会 主査

JILS九州ロジスティクス委員会副委員長

九州大学大学院 経済学研究院 准教授

九州研究会主査.bmp

1990年に九州大学工学部卒業後、大手メーカーに勤務。1995年に九州大学大学院(工学研究科建築学専攻)にて修士課程を修了、コンサルタント会社にて学術研究都市やサイエンスパークなど地域計画の立案に従事。1999年、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI、現東大TLO)の経営に参画し、2002年まで同社取締役副社長兼COO2003年に九州大学ビジネス・スクール助教授。同年10月から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダーを兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2007年九州大学ビジネス・スクール准教授。また、2009年から翌年まで米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員、その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの設立に参画し、2010年より同センター兼務。

7月3日から9日のスケジュールにて、研究会「日本の物流コスト その実態とコスト削減への取り組み」を開催しました。

円安、資源高といったマクロ環境下で、やはり物流コストへの関心は高く、特に東京会場には多数のお申込をいただき、当日は会場が満員となりました。(写真)
最後の質疑応答では、多数の質問が寄せられました。物流コストは業務に密接な内容ですので、ご質問の内容も、非常に具体的です。「○○をコスト削減できた事例はないか」・・などです。

今回は満員のためご参加いただけなかった皆様は、類似テーマの研究会を色々と企画しておりますので、ご参加を検討いただければ幸いです ↓

【東京】研究会<「物流コストの算定・評価」からはじめよう> 9月18日開催

物流コスト管理は、荷主の物流・ロジスティクス業務の中核といえる極めて大事な業務です。
一方、物流部門に配属された方で、「会計の知識が十分にある」、という方は少ないのではないでしょうか。外部の研修は受けづらい時代ではありますが、情報収集、新規配属社員の教育などに、継続的に取り組むことも、必要かと思います。

写真:東京会場(JILS本部会議室)の実際の様子です。

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13年6月28日、 国土交通省は、
「国際海上コンテナの陸上における安全輸送ガイドラインの改定及び
同マニュアルの策定について」を発表しました。

報道発表資料はこちら

なお、このガイドラインの記載内容は以下のとおりです。

国際海上コンテナの陸上輸送の関係者は、同ガイドラインに
記載されている以下の取組を実施することする。

(1)コンテナトレーラーの安全運転
・安全な速度、適切な運転操作での安全運転
・緊締ロックの徹底 等
(2)コンテナ情報の伝達
・重量、品目、梱包等の情報伝達
・危険物等に関する情報伝達
(3)不適切コンテナの発見及び是正のための措置
・入港前までの書面による事前確認
・入港後の現場における不適切コンテナの発見及び是正
(4)コンテナへの貨物の積付け
・輸入コンテナの発荷主への依頼
・輸出コンテナの適切な積付け

以上


国際海上コンテナ陸上運送新安全輸送ガイドライン概要.pdf

九州ロジスティクス活性化研究会2013が、6月21日(金)より企業と行政機関の方々32名の登録のもとに、「ロジスティクス戦略と物流品質」を年間テーマに活動を開始いたしました。

 本年度から研究会主査をお務めいただいております高田 仁 様(九州大学大学院 経済研究院 准教授)のご協力のもとに主査コメントをご紹介いたします。

 つきましては、JILSの九州・山口地域の活動に今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

★研究会の詳細はこちら↓※会期途中のご参加も歓迎いたします!

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R10000002KmA6EAK

 

 

九州ロジスティクス活性化研究会

第1回会合【6月21日(金)】高田主査コメント

 

北九州市の港湾施設の概況や製造業を中心とする周辺への企業立地状況、港勢など、我が国有数の工業都市を支える物流の特徴について説明頂きました。注目すべきは、市経済に占める物流の貢献の大きさで、実に市内総生産の40%、雇用者報酬の35%を占め、物流関連産業と港湾利用製造業の経済波及効果は3.5兆円に達するとのことです。

 

これらの現状を踏まえ、平成253月に策定された「北九州市新成長戦略」では、物流振興や次世代自動車産業拠点の形成、市内工場のマザー工場化、エネルギー創出拠点の形成などの成長戦略に関連し、「集貨」「創貨」「環境」のキーワードを軸に、様々な物流インフラ整備の方向性が示されています。

 

研究会メンバーからは、響灘地区と太刀浦・門司・新門司地区の今後の整備の具体的方向性や役割分担、更には、博多港との連携・役割分担による北部九州の港湾物流機能の強化などについて、活発な意見交換がなされました。



◆高田 仁 氏

九州ロジスティクス活性化研究会 主査

JILS九州ロジスティクス委員会副委員長

九州大学大学院 経済学研究院 准教授

 九州研究会主査.bmp

1990年に九州大学工学部卒業後、大手メーカーに勤務。1995年に九州大学大学院(工学研究科建築学専攻)にて修士課程を修了、コンサルタント会社にて学術研究都市やサイエンスパークなど地域計画の立案に従事。1999年、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI、現東大TLO)の経営に参画し、2002年まで同社取締役副社長兼COO2003年に九州大学ビジネス・スクール助教授。同年10月から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダーを兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2007年九州大学ビジネス・スクール准教授。また、2009年から翌年まで米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員、その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの設立に参画し、2010年より同センター兼務。