誠に勝手ながら、年末年始は、下記のとおり休業いたします。
■休業期間■
2013年12月27日(金)12:00 ―2014年1月6日(月)9:00
ご了承賜りますよう、お願い申しあげます。
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去る12月3日(火)、2013年度物流合理化賞(物流業務部門)を受賞されましたキムラユニティー株式会社 様のトヨタ自動車株式会社 大口部品センターの受賞企業見学会を開催いたしました。
見学会では、物流合理化賞 受賞事例を、実際に改善活動が行われた現場でご説明をいただくなど、「百聞は一見に如かず」の言葉通り、事例を聞いたり、読んだりするだけでは理解しづらいところまで詳細にご紹介いただきました。
また、見学後には物流合理化賞の審査・選定を行う全日本物流改善事例大会 実行委員会の副委員長をお務めいただいている東京海洋大学 黒川久幸教授より、「物流現場改善活動の進め方」と題したレクチャーが行われ、各現場で物流改善活動を行うにあたってのポイントやコツ等をご紹介いただきました。
(写真)見学会の様子
(写真)黒川教授のレクチャー
以下、見学会の参加者からのコメント:
・いろいろなところにアイデアが詰まった現場だと感じました。
・実際に現場でプロジェクターを使った説明をしていただき、大変わかりやすかったです。
・日々の業務の中で「当たり前」だと考えていることを「見える化」することの重要性に気づかされました。
・改善された事例は非常に参考になり、現場の方々の意識の高さがよくわかりました。
・改善を全員一丸となって推進している姿勢に感銘を受けました。
・職場の方皆さんの改善意識が高く、常に改善することを考えている点が素晴らしく感心致しました。
・全日本大会も聴講しましたが、徹底した「見える化」の取り組み等、実際に現場を見なければ分からないことも多く、参考になりました。
以下、黒川教授のコメント:
全日本物流改善事例大会での発表や配布資料は、時間や紙面の都合で割愛されている部分もあり、細かな工夫や日々の努力についてお話をお伺いできるのは大変貴重である。見学会当日は、わくわくしながら参加させていただいた。
例えば、極小品ロケ移動で使用する台車は、空箱搬送作業時の作業者の前方の視界を確保するために天板を収容する機構を備えているが、文章からはその大切さが理解しにくい。しかし、実際に台車を見せていただくと、前方の見やすさが随分と違い、搬送時の衝突、接触等の事故防止にとても重要であることが実感できる。また、紙面では書かれていない、開発の際のこだわりをお伺いするのも楽しい。実際に作業者の方がストレスなく使用できるように、天板の収容を6秒以内に完了できるように工夫されたことなどをお聞きした。なるほど、機能があっても使用されなければ意味がない。
このような実感や紙面で表現されていないこだわりは、改善事例の理解を深め、実際の物流現場における問題点の気付きや改善のためのヒントを与えてくれる。また、改善事例以外で印象に残ったのは、安全に対する数多くの工夫である。通路に面する棚の間口は出会い頭の衝突を避けるために物を置かずに視界を確保し、さらには危険と思われる箇所では音声による注意喚起を行っていた。このような改善事例にない発見も大変勉強になる。
皆様も機会をつくり、是非、ご参加されることをお勧めする。
----------全日本物流改善事例大会2014 応募のお勧め------------------------------------------
当協会では、選考によって選ばれた、物流現場における優れた改善事例を発表いただき、情報交換することによって物流改善活動の裾野を広げる場として「全日本物流改善事例大会」を開催し、さらに発表された事例の中でも特に優れているとして選考された事例について「物流合理化賞」を贈り表彰いたしております。
2014年4月・5月の全日本物流改善事例大会2014 開催に向け、現在、改善事例を募集中です。貴社の物流現場で取り組まれた身近な改善を、ぜひご応募ください!
大会詳細・事例応募はこちらから
http://www.logistics.or.jp/newest/kaizen_application.html
以下、黒川教授のコメント:
物流現場の改善を日々、努力して続けられている現場は多く、その多くの企業で作業者のモチベーションを高めるために社内における改善事例の発表会やその成果に対する褒賞制度を設けている。しかし、マンネリ化した取り組みでは作業者のモチベーションを維持することは難しく、もう一歩足りないと感じている方も多いのではないだろうか?
このようなときに、本事例大会を活用するもの一つの方法と思う。人間は普段と異なる「非日常」なことに触れることにより、刺激を受け、感化される。このような場としての活用も本事例大会にはあるのではないかと思う。
また、教育という観点からは、社内における改善事例の発表よりも本事例大会のような外部での発表をお勧めする。外部の第三者に対する発表では、普段何気なく社内で使用している用語について、その定義は何か意識し、聴衆が理解できるようにどのように説明すれば良いか考えなければならない。
曖昧な業務の理解では第三者に分かるように説明できない。普段学生が学会等の外部で発表する前後でいつも感じることであるが、この一連の確認作業は学生の理解を深め、大きな成長をもたらす。特に、第三者に理解してもらう説明をするためには論理立てて話の構成を立てなければならない。思考力の鍛錬にもつながる。
?マンネリ化の打破や教育の機会の場、さらには学びの場でもある本事例大会に、発表者として是非ご参加下さい。
九州ロジスティクス活性化研究会の第6回会合を12月20日(金)にホテルセントラーザ博多にて25名の出席のもとに開催いたしました。
物流・ロジスティクスの改革は、生産や仕入部門、営業部門、また納品先である顧客との一体化した価値の共有化が必要不可欠であり、経営幹部や上級管理者の強い意志とヘッドシップが重要となります。
現状の仕組みは担当部門にとってルーティン化されある種の安心感があります。
それを変えるということに関しては様々な抵抗が必ず発生し、それを打破する必要があります。
また、現場改善については改善の目標・目的をオペレーションの担当者に正しく理解してもらい、ボトムアップのアイデアを効果的に実践し、目標達成の喜びを共感できる仕組み仕掛けづくりが必要であり、それをコーディネートできるリーダーの育成が重要となります。
主査の高田先生の当日の「連続性の中に、不連続の刺激を与えて活性化することが重要」とのコメントは正に改革・改善の原点と思いました。
九州ロジスティクス活性化研究会
第6回会合【12月20日(金)】高田主査コメント
12月20日(金)の九州ロジスティックス活性化研究会の第6回研究会は、研究会メンバーであるTOTO(株)物流本部の加藤様より、「TOTOの経営戦略とロジスティックスへの取組み」というテーマで、2012年度「ロジスティックス大賞」の受賞対象となった物流革新活動とその成果についてお話頂くとともに、初の試みとして、事前に提示された「課題」にもとづき、参加者でディスカッションを行いました。
まず、TOTOの物流革新活動とその成果ですが、同社では2010年から物流革新に取り組み、物流センター出庫作業に従来は1.5日要していたところを、検品場の荷物滞留防止や搬送ラインの撤去などによって、午前中入庫・午後出庫が実現しました。これによって、出庫当日の午前中まで顧客からの注文変更に対応可能となり、施工現場のニーズに柔軟性をもって応える体制を実現しました。その他にも、物流全体のリードタイムの短縮、物流センター内の徹底的なムダスペースの排除と有効活用、荷札差しの改善による15分単位での作業の見える化など、多くの改善に取り組み、物流プロセス総体の革新への取り組みについて、詳細に解説頂きました。
そのうえで、予めTOTO様より研究会メンバーに提示されていた課題、(1)「中長期的(5〜7年)に物流の現場改善力を高め、継続・強化していくためには」、(2)「少子高齢化社会が進む中で、ロジスティックスにおけるITが果たす役割について」の2点について、メンバー間で活発な意見交換を行いました。特に、物流の現場改善力の向上については、既に多くの物流現場で試みられているものの実現は簡単ではないとの認識が共有されました。それを踏まえて、参加メンバーからは、「現場で合意形成を図りながらまとめあげるタイプのリーダー人材育成の重要性」や「人事異動を活用した"新鮮な目"による現場の改善点の発見」、「少数の自然(じねん)性人材の存在と、周囲へ影響を拡大する"ドラマチックな演出"の有効性」など、多くの有益な意見が提示され、研究会メンバー間での共有が進みました。
今後も、この研究会メンバーからの課題提示とそれにもとづくディスカッションを行う試みを、年に1〜2度は行いたいと考えています。
(文責 高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)
◆高田 仁 氏
九州ロジスティクス活性化研究会 主査
JILS九州ロジスティクス委員会副委員長
九州大学大学院 経済学研究院 准教授
1990年に九州大学工学部卒業後、大手メーカーに勤務。1995年に九州大学大学院(工学研究科建築学専攻)にて修士課程を修了、コンサルタント会社にて学術研究都市やサイエンスパークなど地域計画の立案に従事。1999年、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI、現東大TLO)の経営に参画し、2002年まで同社取締役副社長兼COO。2003年に九州大学ビジネス・スクール助教授。同年10月から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダーを兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2007年九州大学ビジネス・スクール准教授。また、2009年から翌年まで米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員、その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの設立に参画し、2010年より同センター兼務。
荷主と物流事業者等による組織「グリーン物流パートナーシップ会議」が去る12月12日に東京有楽町・東京国際フォーラムにて開催されました(JILSは同会議の共同事務局の一員)。
今回のグリーン物流パートナーシップ会議では、荷主および物流事業者の協力による地球温暖化防止への優れた取り組みに対し国が実施する「グリーン物流優良事業者表彰」の表彰式が執り行われました。
経済大臣表彰では、(株)クボタ、(株)東芝 ほか多数の企業の参画による「コンテナラウンドユース」の取り組みが表彰されています。
※コンテナラウンドユースは、輸出企業と輸入企業の輸送を組み合わせ、空コンテナの無駄な回送を無くすことでコストと環境負荷を削減できる施策であり、また、内陸のデポを活用することで、港湾周辺でのコンテナピックアップに要する待機時間等の削減による物流効率化の効果も大きいため、近年、輸出入貨物を取り扱う荷主等の間で注目が集まっています。
◆件名:内陸コンテナターミナルを活用したコンテナの往復利用(ラウンドユース)による二酸化炭素排出量削減の取組。
◆受賞事業者:
株式会社クボタ、株式会社東芝、株式会社イトーヨーカ堂、キリンビール株式会社、サントリービジネスエキスパート株式会社、シャープトレーディング株式会 社、ナイキジャパン 合同会社、株式会社アシックス、SABIC イノベーティブプラスチックスジャパン合同会社、株式会社オートウェイ、株式会社ジョイフル本田、NYK CONTAINER LINE 株式会社、株式会社 MOL JAPAN、株式会社ケイラインジャパン、株式会社韓進海運、AMERICAN PRESIDENT LINES,LTD.、ORIENT OVERSEAS CONTAINER LINE LIMITED、ケービーエスクボタ株式会社、みなと運送株式会社、山九株式会社、吉田運送有限会社、茨城県
◆事業概要
往路及び復路の何れかが空となる海上コンテナのトラック輸送において、内陸コンテナターミナルを活用し、効率的にコンテナの往復利用(ラウンドユース)を行うことで、物流の効率化及び二酸化炭素の排出量削減を図る取組。
◆受賞事業者
日本オイルターミナル株式会社、信越化学工業株式会社、株式会社ボルテックス、セイグン、日本貨物鉄道株式会社、神奈川臨海通運株式会社
◆受賞事業者
株式会社ブルボン、日本貨物鉄道株式会社、巻運送株式会社、酒田海陸運送株式会社
◆受賞事業者
キユーピー株式会社、加藤産業株式会社、株式会社キユーソー流通システム
◆受賞事業者
若松梱包運輸倉庫株式会社、カナカン株式会社、北陸中央食品株式会社、株式会社北陸リョーショク
・成城大学教授 杉山武彦氏による開会あいさつ
(グリーン物流パートナーシップ会議 世話人)
平成26年度国土交通省関係 税制改正、概算要求の結果概要資料が同省HPに掲載されましたので、ご参考までにお知らせします。
◆予算
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_003129.html
総合政策局関連では、「物流産業イノベーションの推進(物流KPIの導入促進等)」、「災害に強い物流システムの構築」等が挙げられております。
◆税制
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_002884.html
タイ国内において物流・ロジスティクスの重要性への関心が高まるなかで、タイ荷主協議会(英文名称:Thai National Shippers' Council 、以下TNSC)では、物流機能の知識と物流管理手法を総合的に習得し、物流管理及び物流・ロジスティクス改善を推進できる人材を育成するため、2008年度より「ロジスティクス管理士資格認定講座(英文名称 Logistics Qualification System Program 、以下LQSP)」を実施しております。LQSPは、日本で公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会が実施している、物流技術管理士資格認定講座をもとにタイ向けにアレンジした、物流専門家育成のための資格認定講座で、過去6年間で177名の資格取得者を輩出し、多くの資格取得者は、所属企業で物流・ロジスティクスの改善を進め、コスト削減等の大きな成果を上げております。
このような改善事例を相互に発表し、情報交換することは改善活動の裾野を広げ、ロジスティクス合理化・効率化のヒントを共有するうえで大きな意義があります。こうした状況を鑑み、2014年1月に第2回目となる「ロジスティクス改善講演会」をバンコク市内で開催いたします。
第2回目となる今回は、LQSPの資格取得者による改善事例の紹介に加えて、日本、タイ双方のグリーンロジスティクスへの取組みについて講演とパネルディスカッションを加え、タイにおけるこれからのロジスティクスを考えるうえで、重要なプログラムとなっております。
関係の皆様の積極的なご参加をお待ち申しあげます。
<会 期> 2014年1月22日(水) 10:00?15:40
<会 場> Aetas Lumpini(1030/4 Rama 4 Road, Thungmahamek, Satorn Bangkok 10120)
<募集人数> 150名
<対象企業> タイに進出している日系企業及びタイ現地企業
<対 象 者> ・現地日本人駐在員
・物流管理部門のタイ人中間管理者(部長職、課長職クラス)等
<使用言語> ・講 演:日本語⇔タイ語の同時通訳
・テキスト:原則として、英語で作成
<参加費用> 無 料
※お申込み書はパンフレットに付属しております。
平成25年12月4日に「産業競争力強化法」が成立しました。
同法では、我が国の産業競争力強化のために、各種の支援措置が盛り込まれています。
詳しくは、下記の経産省資料をご参照ください。
なお、同法により「生産性向上設備投資促進税制」が新たに導入され、「先端設備」や「生産ラインやオペレーションの改善に資する設備」について、税制上の優遇が実施されます。個別には法令に定める要件に従うこととなりますが、物流(マテハン)設備についても、該当するケースがあるものと考えられます。
ご興味のある方は説明会が以下日程で開催されますので、ご参照ください。
『新たな経済対策及び産業競争力強化法に係る施策説明会』
北海道経済産業局 12月20日(金)
東北経済産業局 12月20日(金)
関東経済産業局(事業者向け) 12月17日(火)
関東経済産業局(金融機関向け) 12月18日(水)
中部経済産業局 12月16日(月)
近畿経済産業局 12月11日(水)
中国経済産業局 12月25日(水)
四国経済産業局 12月24日(火)
九州経済産業局 12月17日(火)
沖縄経済産業局 12月18日(水)
※時間、会場等詳細・申込方法は、各経済産業局のHPをご参照ください。すでに満員となっている地域もあります。
参考:産業競争力強化法成立:経産省プレスリリース
http://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/index.html
平成25年12月3日
平成25年度「省エネ型ロジスティクス等推進事業費補助金(自家物流事業者等が行う物流業務の自動化や拠点集約等を通じた物流効率化に資する先行的取組の実証事業)」の補助事業者について、平成25年10月22日(火)から平成25年11月5日(火)までの期間をもって公募を行ないました。
応募のあった提案について、当協会による予備選定の後、有識者による本選定を行った結果、下記のとおり決定いたしましたので、お知らせいたします。
・採択事業者:該当なし
お問合せ先 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 省エネ事業担当
電話:03-3436-3191 電子メール:shoene@logistics.or.jp
平成25年度「省エネ型ロジスティクス等推進事業費補助金(省エネルギー型物流を推進するための課題、海外における事例等に関する調査事業)」二次公募の採択結果について
平成25年12月2日
平成25年度「省エネ型ロジスティクス等推進事業費補助金(省エネルギー型物流を推進するための課題、海外における事例等に関する調査事業)」の委託先について、平成25年10月4日(金)から平成25年10月18日(金)までの期間をもって二次公募を行ないました。
応募のあった提案について、当協会による予備選定の後、有識者による本選定を行った結果、下記の応募者を採択先として決定いたしましたので、お知らせいたします。
テーマと採択事業者
1.テーマ:製販配の物流機材の一貫利用による物流効率化のための調査研究
・採択事業者:株式会社日通総合研究所
お問合せ先
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 省エネ事業担当
電話:03-3436-3191
電子メール:shoene@logistics.or.jp