グリーン物流パートナーシップ会議で優良事業者の表彰が行われました。

荷主と物流事業者等による組織「グリーン物流パートナーシップ会議」が去る12月12日に東京有楽町・東京国際フォーラムにて開催されました(JILSは同会議の共同事務局の一員)。

今回のグリーン物流パートナーシップ会議では、荷主および物流事業者の協力による地球温暖化防止への優れた取り組みに対し国が実施する「グリーン物流優良事業者表彰」の表彰式が執り行われました。

経済大臣表彰では、(株)クボタ、(株)東芝 ほか多数の企業の参画による「コンテナラウンドユース」の取り組みが表彰されています。

※コンテナラウンドユースは、輸出企業と輸入企業の輸送を組み合わせ、空コンテナの無駄な回送を無くすことでコストと環境負荷を削減できる施策であり、また、内陸のデポを活用することで、港湾周辺でのコンテナピックアップに要する待機時間等の削減による物流効率化の効果も大きいため、近年、輸出入貨物を取り扱う荷主等の間で注目が集まっています。


(1)経済産業大臣表彰

◆件名:内陸コンテナターミナルを活用したコンテナの往復利用(ラウンドユース)による二酸化炭素排出量削減の取組。

◆受賞事業者:
 株式会社クボタ、株式会社東芝、株式会社イトーヨーカ堂、キリンビール株式会社、サントリービジネスエキスパート株式会社、シャープトレーディング株式会 社、ナイキジャパン 合同会社、株式会社アシックス、SABIC イノベーティブプラスチックスジャパン合同会社、株式会社オートウェイ、株式会社ジョイフル本田、NYK CONTAINER LINE 株式会社、株式会社 MOL JAPAN、株式会社ケイラインジャパン、株式会社韓進海運、AMERICAN PRESIDENT LINES,LTD.、ORIENT OVERSEAS CONTAINER LINE LIMITED、ケービーエスクボタ株式会社、みなと運送株式会社、山九株式会社、吉田運送有限会社、茨城県

◆事業概要
往路及び復路の何れかが空となる海上コンテナのトラック輸送において、内陸コンテナターミナルを活用し、効率的にコンテナの往復利用(ラウンドユース)を行うことで、物流の効率化及び二酸化炭素の排出量削減を図る取組。

(2)国土交通省物流審議官表彰

◆受賞事業者
日本オイルターミナル株式会社、信越化学工業株式会社、株式会社ボルテックス、セイグン、日本貨物鉄道株式会社、神奈川臨海通運株式会社

(3)経済産業省商務流通保安審議官表彰

◆受賞事業者
株式会社ブルボン、日本貨物鉄道株式会社、巻運送株式会社、酒田海陸運送株式会社

(4)グリーン物流パートナーシップ会議特別賞(荷主主導の取組)

◆受賞事業者
キユーピー株式会社、加藤産業株式会社、株式会社キユーソー流通システム

(5)グリーン物流パートナーシップ会議特別賞(物流事業者主導の取組)

◆受賞事業者
若松梱包運輸倉庫株式会社、カナカン株式会社、北陸中央食品株式会社、株式会社北陸リョーショク


授賞式の模様

・成城大学教授 杉山武彦氏による開会あいさつ

 (グリーン物流パートナーシップ会議 世話人)

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・経済産業大臣表彰企業(中央は松島みどり 経済産業副大臣)
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