2013年11月アーカイブ

2013年11月22日(金)に、第102期物流技術管理士資格認定講座(東京開催)の資格認定証授与式が行われ、新たに69名の「物流技術管理士」が誕生しました。認定証授与式では、資格認定証が授与されるとともに、下記の成績優秀者の方々の表彰も行われました。

●最優秀賞(102期で最も成績が良かった方)
 渡辺 淳  氏(ライオン株式会社)

●優秀賞(90点以上の方)
 渡辺 淳  氏(ライオン株式会社)

●優良賞(85点以上の方)
 添野 太弘 氏(日本通運株式会社)
 和田 至孝 氏(株式会社ロジスティクス・ネットワーク)
 松原 誠司 氏(山九株式会社)
 遠矢 雅  氏(鈴与カーゴネット株式会社)
 國村 尚史 氏(NECロジスティクス株式会社)
 辻村 光司 氏(NECロジスティクス株式会社) 
 
●優秀論文賞
 渡辺 淳  氏(ライオン株式会社)
 辻村 光司 氏(NECロジスティクス株式会社)

また、資格取得者の中に、父上様が第6期の物流技術管理士の方がおられましたので、「親子・物流技術管理士」も誕生しました。本講座が長きに渡り、多くの企業様に支えられ、継続できていることを実感した1日でもありました。

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成績優秀者の方々                         第102期にて物流技術管理士を取得された方々
左より
辻村氏、和田氏、渡辺氏、徳田専務、渡邉委員長、添野氏、松原氏、遠矢氏

皆様の一層のご活躍と、さらなる飛躍をご期待申しあげます。 事務局

物流技術管理士資格認定講座の詳細はこちら

第104期物流技術管理士資格認定講座(東京開催)の第13単元「総合演習2」が11月20日(水)-21日(木)にタイム24ビル(東京都江東区)で開催されました。

本講座の総まとめとなる「総合演習2」では、ケーススタディとして、3PLとして受託後に赤字に陥っている物流現場の立て直しのための改革案の立案にグループ演習形式で取り組みました。

冒頭、講師の株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズの黒澤 明氏、同社 コンサルタント 清野 眞由美氏から、ケーススタディの課題説明とともに、(1)赤字の脱出は急務であるが、委託先に対する単なる値下げ要請、あるいは委託元の荷主企業に対する単なる値上げ要請ではなく、物流のプロとしての提案をまとめてほしい、(2)マクロ、ミクロ両面から現状を分析してほしい、(3)委託元の荷主企業も驚くようなアイデアを出してほしい、との検討にあたっての留意点等の説明がなされた後、グループ討議、発表と講評がなされました。

講義の最後に、黒澤氏より、「物流技術管理士の資格を取得することがゴールではなく、あくまでもスタートである。実務で成果を出せる真の物流のプロを目指してほしい」と受講者への期待の言葉で締めくくられました。

第104期講座は、論文試験、面接試験を経て、2014年2月7日(金)の認定証授与式で全日程が終了いたします。

<会場風景1:グループ討議>

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<会場風景2:発表>

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<会場写真3:講評>

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 九州ロジスティクス活性化研究会の第5回会合を11月15日(金)にホテルセントラーザ博多にて21名の出席のもとに開催いたしました。

 

 物流子会社は親会社の経営戦略の見直しにより、近年、M&Aの対象となったり、再度親会社の機能組織に編入されるなどの動きが多く見受けられます。

 特に、大手メーカの場合、グローバル展開が急速に進むとグローバル業務を遂行するスタッフや部門を持っていない物流子会社はその行く先が不透明な状況になると言われています。

 一方、物流子会社は物流業務管理と物流センター運営に特化する方向で進んできましたが、今後は、トラックドライバー不足に起因する車両手配が困難になることが想定され、それに対応するために物流子会社において実運送の役割を担う部門を持つところが増えるのではないかとの予測もされています。

★研究会の詳細はこちら↓※会期途中のご参加も歓迎いたします!

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R10000002KmA6EAK

 

九州ロジスティクス活性化研究会

第5回会合【11月15日(金)】高田主査コメント

 11月15日(金)の九州ロジスティックス活性化研究会の第5回研究会は、(株)バンダイロジパル代表取締役社長の馬場範夫様より、「物流子会社戦略と物流品質」というテーマで講演頂きました。

 

 バンダイナムコグループにおける同社は、3PLとして位置づけられ、さらにその子会社で実運送・実倉庫業務を担う(株)ロジバルエクスプレスと役割を分担する構造となっています。興味深いのは、かつては物流子会社として自立を目指し、1992年にはJASDAQ上場を果たしていたにもかかわらず、親会社の合併に伴って上場廃止し、グループ業務に軸足を置いた経営へと変革を果たしたところです。このときに、同社の役割についてグループ内でしっかりとした議論が行われ、最終的には「上場を廃止してグループ業務に軸足を移してグループ貢献を行い、グループ各社の業界競争優位性を実現するが、同時に、受託機会を拡大し、存在意義を拡大する」という立ち位置が明確化されました。つまり、同社の"評価"の根拠が明確化され、それが親会社との間でしっかりと合意されたのです。そのため、親会社のバリューチェーンのどこを担うべきか、常に親会社と密接な情報交換や交渉を行い、グループ内機能の中で同社が受けたほうが良い業務を積極的に取り込み、グループ全体でのコスト削減で利益貢献を続けています。そのような活動の中で、例えば、物流デスクを各社に置いてグループ別物流の効率化を提案実行する、といった"共創"が行われています。

 

 ともすれば物流子会社は、 親会社やグループ全体の経営効率化や生産〜在庫管理のバッファ部分としてしか位置づけられず、結果として戦略的機能を担い得るに至らないケースがありますが、同社の場合は、グループとの積極的交渉を通じて、言わば"戦略パートナー"としての地位を獲得しており、その地位を継続するために、どのようにすればグループへの貢献が実現するかを日々考え挑戦し続けているという姿勢が鮮明です。

 

 親会社と物流子会社の関係性のあり方について考察するときの非常に良いモデルケースだとの印象を持ちました。

 

(文責 高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)

 

◆高田 仁 氏

九州ロジスティクス活性化研究会 主査

JILS九州ロジスティクス委員会副委員長

九州大学大学院 経済学研究院 准教授

九州研究会主査.bmp

1990年に九州大学工学部卒業後、大手メーカーに勤務。1995年に九州大学大学院(工学研究科建築学専攻)にて修士課程を修了、コンサルタント会社にて学術研究都市やサイエンスパークなど地域計画の立案に従事。1999年、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(CASTI、現東大TLO)の経営に参画し、2002年まで同社取締役副社長兼COO2003年に九州大学ビジネス・スクール助教授。同年10月から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダーを兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2007年九州大学ビジネス・スクール准教授。また、2009年から翌年まで米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員、その後、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの設立に参画し、2010年より同センター兼務。

1212日(木)に「第12回グリーン物流パートナーシップ会議」を開催いたします。

 

「第12回グリーン物流パートナーシップ会議」では、優良事業者の表彰と事例紹介を予定しております。

 

優良事例紹介においては、実際にグリーン物流パートナーシップを実現した事業者に、事業内容や創意工夫した点について御紹介頂きます。

 

また、事例紹介に当たっては、有識者の方より、当該事例に対する講評を頂戴いたします。

(※プログラムの詳細はグリーン物流パートナーシップホームページをご覧ください)。

 

会議参加をご希望の方は、グリーン物流パートナーシップ会議のホームページから、お申し込みください。

 

 

【グリーン物流パートナーシップ会議のホームページはこちらから】

会議参加のお申し込みは以下のURLで受け付けております。

http://www.greenpartnership.jp/

 

 

<第12回グリーン物流パートナーシップ会議>

日  時:平成251212日(木)13:00?15:30(開場:12:30)

会  場:東京国際フォーラム ガラス棟G701会議室

参加料金:無料

参加人数:200(先着順)

 

全日本物流改善事例大会は、優れた物流改善の事例を発表し、合理化の手がかりやノウハウを物流の実務者同士が共有しあう交流の場として、当協会と日本ロジスティクス研究会の共催で開催しており、今回で第28回目を数えます。

大会では、応募事例の中から選考された「優秀事例」が発表されます。さらにその中から「物流合理化賞」、「物流合理化努力賞」を決定し、当協会定時総会の席上で表彰式を行います。

物流現場で取り組まれた身近な工夫やさりげない努力、小集団活動による改善の成果を、お気軽にご応募ください。

応募要領・事例応募申込みは下記URLをご参照ください。

【全日本物流改善事例大会2013(前回)の会場風景】
全日本大会2013 会場風景

当会では、2013年度物流合理化賞(物流業務部門)を受賞されました、キムラユニティー株式会社 様の、改善事例の舞台となったトヨタ自動車株式会社 様大口部品センターの現場見学会を開催いたします。

本見学会では、受賞事例のご紹介と合わせて現場を見学させていただくほか、全日本物流改善事例大会 実行委員会副委員長をお務めいただいております東京海洋大学教授の黒川 久幸 氏に、改善活動のあり方や進め方のコツ等をレクチャーしていただきます。
また、全日本物流改善事例大会への事例応募に向けたアブストラクト作成のポイント等についてもアドバイスをいただきます。

物流現場改善に取り組んでおられる関係各位の積極的なご参加をお待ちいたしております。

詳細・お申込みは下記URLをご参照ください。

45期ロジスティクス基礎講座が10月8―9日、111213日の4日間、フォーラムエイト(東京都渋谷区)で開催されました。

本講座の最後の講義は「ロジスティクスの課題と展望」と題し、株式会社ロジクロス・コミュニケーション CS.レプレゼンタティブで、本講座の専門委員でもある飯田 正幸氏より講義が行われました。

講義の冒頭、飯田氏より、「我々を取り巻く社会環境は日々変化しており、それに応じて物流・ロジスティクスを構築していくことが求められている。本日は、現在、我が国が直面している事項について、受講者の皆様と対話をしながら講義を進めていきたい」と、本講義のねらいについて説明がなされた後、人口減少、グローバル化、資源の有限性、地球環境問題、アウトソーシングの進行など、我が国を取り巻く様々な問題とそれらに対応するためのロジスティクスのあるべき姿等について、講義が行われました。

また、講義の最後に、飯田氏より、「(1)日々発生している社会的現象について、その背景・原因・本質を探ること、(2)その原因や本質がどのように自社に影響を与えるか考えること、(3)この影響に対する対策を考えること、の癖を身につけて、社会環境に対応できる、真のロジスティクススペシャリストを目指してほしい」と受講者への激励の言葉で締めくくられました。

講義に引き続き、終講式が開催されました。第45期では66名の方が修了され、累計修了者は2,774名となりました。

 なお、次回のロジスティクス基礎講座は、2014年2月に第46期の福岡開催となります。山口県や九州地域で物流・ロジスティクスに関わられている皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

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<講義会場風景>

JILSでは毎年、物流コスト調査を実施しています。

2013年度の物流コスト調査を開始しました。

アンケート票は、JILS会員企業等を対象に、本日(11/13)郵送しております。

電子媒体は以下に掲載していますので、ご活用ください。

◆アンケート票(エクセルファイル)
 cost2013final.xls

◆記入要領

◆依頼文(参考)


※ご回答の締切は2013年12月13日となっております。

(担当;JILS総研)

 「タイ ロジスティクス管理士資格認定講座(英文名称:Logistics Qualification System Program,以下LQSP)」とは、経済産業省・国土交通省の連携のもと、2006年に発足した「国際物流競争力パートナーシップ会議」の行動計画を受けて、JILSが日本国内で実施している物流技術管理士資格認定講座をタイ向けにアレンジして2008年度より実施している講座です(主催:タイ荷主協議会((英文名称:Thai National Shippers'Council、以下TNSC))。

 先般、20131030日(水)にタイ・バンコクにて、今年度(第6期)のLQSPの認定証授与式が開催されました。今期は27名の資格取得者が誕生し、資格取得者は累計で177名となりました。資格取得者の今後の活躍が期待されます。

 また、LQSPにつきましては、次年度も開催予定となっております。詳細が分かりましたら、JILSホームページでもご案内いたします。

 

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<写真1:集合写真。資格取得者の皆様が自発的におそろいの水色のポロシャツを作成し着用されています。結束の固さが伺えます。> 

 

 

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<写真2:取得者の方が着用されているポロシャツの左胸の写真。第6期LQSPやTNSCの文字が縫い付けられています。>

 

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<写真3:会場風景。JILSからは須山 泰木 人材教育部長が出席し、JILSが昨年度取りまとめた「ロジスティクスコンセプト2020」等についてのプレゼンがが行われました。>

 

 

 

 

当協会では関連6団体との共催により、2年に1度、物流・ロジスティクスに関するアジア最大級の展示会「国際物流総合展」を開催しており、このたび、2014年9月9日(火)?12日(金)に開催いたします「国際物流総合展2014」の出展者募集を開始いたしました。

本展示会は、最新の物流システム機器や情報システム、サービスなど、ハードとソフトが集結するとともに、国内外のロジスティクス関係者が一堂に会し、活発な技術交流、ビジネス交流が行われ、様々な経営上の課題解決や業務改革の方策を得ることができる、物流・ロジスティクス業界のビッグイベントとして毎回、出展者・来場者双方よりご好評をいただいております。

本展示会を産業界の更なる発展と企業競争力の強化を推進する展示会と位置づけ、関係各位の積極的なご出展を賜りますようお願い申しあげます。

展示会の詳細・出展のお申込みは下記URLをご参照ください。