2014年9月アーカイブ

熊本県では、新たな事業拠点としての立地環境を紹介するため、「熊本県企業立地セミナー」を開催します。

 

本セミナーには、当協会も後援しておりますので、九州での拠点立地を検討しておられる会員企業の方は、ぜひ積極的にご参加ください。

 

参加は無料となっております。

 

【開催概要】

 

日 時:2014年10月31日(金)14:30?17:00(受付開始14:00?)
会 場:ホテル椿山荘東京 オリオン1(東京都文京区関口2-10-8)
参加費:無料 ※事前登録制
主 催:熊本県/熊本県企業誘致連絡協議会/セミコンフォレスト推進会議

 

【プログラム】

14:30 開会

14:40 - 15:20
【講演1】「熊本県と共に進めるLIXILのグローバル化」
 (株)LIXIL
  Senior Operating Officer, Global Procurement & Sourcing Dept.
  永田 達也氏

15:20 - 16:00
【講演2】「再生医療の産業化」
 (株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 代表取締役社長
  小澤 洋介氏

   << 休憩 15分 >>

16:00 - 16:15
【講演3】「グローバル化の中での日本での生産と阿蘇工場」
 (株)堀場製作所 代表取締役会長兼社長
  堀場 厚 氏

16:55 - 17:10
【講演4】「選ばれる熊本」
  熊本県知事
  蒲島 郁夫

17:10 開会

17:30 - 19:00 講師を囲む懇親会 (熊本のお酒と郷土料理をお楽しみください)

 

【詳細、お申し込み】

 以下のページをご参照ください。

http://www.nikkan.co.jp/j-forum/prefkumamoto/

 

 関西ロジスティクス研究会の第5回会合として、9月19日(金)コクヨサプライロジスティクス株式会社近畿IDC様を訪問いたしました。

 多頻度小口化の進む物流現場において、人の力を最大限に活かすための「人材育成および現場の見える化」がセンター運営のキーポイントの一つであることを実感するセンターでした。

 以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【9月19日(金)】高橋主査コメント

 9月19日(金)に大阪南港の「コクヨサプライロジスティクス株式会社近畿IDC」様を訪問しました。コクヨサプライロジスティクス株式会社(以下、KSL)様は2012?2014年まで3年連続で、JILS主催の全日本改善事例大会の「物流合理化努力賞」を受賞され、今回ご訪問した「KSL近畿IDC」様も2013年に表彰されておられます。

 当センターは、KLS様と業務委託先のキムラユニティー株式会社様において、2007年設立初期の苦労された立ち上げ後の、2008年から「共同改善プロジェクト」を発足させ、業務改善・環境整備・人財育成・自主研究など毎年継続的に、積極的な向上活動を展開されています。

 TPS(トヨタ生産方式)による目に見える現場(改善事例紹介、作業手順表記)や、作業員の能力評価(SAなど5区分)パネルと研修場所(道場)の設置、また音声ガイド付タブレット端末搭載のハイブリッド台車(ピッキング台車)など、ユニークで素晴らしい倉庫運営をされており、当日参加の会員皆さんも感心するほどの物流センターでした。

 マネジメント面でも、KSL様とキムラユニティー様の委託契約(料金など)でのぎりぎりの交渉と和解、その後の相互収益オープン化までの苦労話をお聞きし、荷主と請負会社との真のパートナーシップづくりにも大いに参考になりました。

 「点は戦闘、線は戦術、面は戦略」という言葉を以前聞かされたことがありますが、一点(一件、一ヶ所)では単発に終わり、点を線(部分、複数)にすれば波及効果が生まれ、さらには面(全体、多数)まで展開すれば、評価される戦略レベルまで高められるという意味です。KSL様の多年に亘る幅広い活動こそ、これに当たるものと感じました。

 今回の私たちの受け入れから、当センター村上統括所長様のミニ講演と質疑応答、倉庫内の無線によるマイク説明、また記念撮影の写真贈呈など、きめ細やかなご配慮を頂き恐縮していますが、改めて、今回の訪問に際しての数々のご対応に、感謝申し上げる次第です。

(文責 高橋 敬次郎  日通総合研究所)

※本研究会にご興味をお持ちの方は下記URLよりアクセスください。

(期の途中からのご参加につきましても、受付いたしております)

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R1000000AXbQSEA1

 関西ロジスティクス研究会の第4回会合を8月22日(金)大阪リバーサイドホテルにて開催をいたしました。

 第4回会合では株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ代表取締役社長 黒澤 明様より、トラックドライバー不足と運送原価算出に関するご講演をいただきました。

 以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【8月22日(金)】高橋主査コメント

 8月22日(金)に株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ代表取締役社長の黒澤 明様から、『「トラックドライバー不足の現状と解決策」と「トラック運送原価の可視化による収支改善策」』というタイトルで講演頂きました。

黒澤社長様は、色々な企業のコンサルタント活動や研修会の開催などをされており、今回はその一端を、短い時間の中で要点を絞ってお話されました。

 ドライバー不足のテーマについては、最近の国土交通省の資料を参考にして、業界の厳しい環境(高齢化、長時間・不規則勤務、賃金低下など)と、その対策(業界イメージ改善、自動車免許制度見直し、女性活用拡大など)を実践的な具体例で紹介頂きました。

 また、運送収支改善のテーマについては、管理会計をベースとして、ドライバー・配車係・管理者に至る意識改革(利益志向、やる気醸成)と、それを支える「収支日計」の運用を教わりました。

特に、車両別の「収支日計」では、おおよその数字での把握や定価ベース(実質より高め設定)の個別費用計上の仕方など、ヒントになるものが多くありました。

 6万社以上ある物流会社の半数は、赤字会社であるという現実があります。企業は収益をあげてこそ、設備などに投資をすることができるし、働く社員への利益還元も可能となり、引いては配当や税金を通じて社会貢献につながると言われています。ドライバーであれ、配車係や管理者であれ、利益を生み出す活動が求められる訳です。

 今回多くの時間を割いて頂いた「収支日計」の考え方は、家計簿と同じように、日々の地道な収支管理をベースに利益を生み出す一つの手法として、大いに関心のもてる内容と感じました。

 「積小為大」(小を積んで大と為す。二宮尊徳)の言葉にもありますが、会員皆さんの仕事にも、日々の取り組みが、やがては大きな成果に結び付けられるよう願っています。

(文責 高橋 敬次郎  日通総合研究所)

※本研究会にご興味をお持ちの方は下記URLよりアクセスください。

(期の途中からのご参加につきましても、受付いたしております)

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R1000000AXbQSEA1