国内市場の縮小や規制強化等我が国の物流を取り巻く環境は変化の中にあります。そして今、物流業界は現在深刻な労働力不足に直面しています。
産業活動において、モノを動かす物流はよく人体における血管に例えられますが、この深刻な労働力不足、特にドライバー不足は血液を送り出す心臓そのものが弱りつつあるということを示していると言えるかもしれません。
そのような状況の中、「これからの物流企業のあるべき姿」はこれまでの姿とは異なるものであることは間違いありません。では、「これからの物流企業のあるべき姿」とはどのような姿なのでしょうか。
JILS中部支部では「これからの物流企業のあるべき姿」を模索し、発展的継続的な経営を志向される物流企業の方にご活用いただける情報をご提供しつつ、関係者相互の連携を図る取り組みのきっかけとしてご活用いただきたく、本年度より「『選ばれ続ける物流企業』のための研究会を開催いたしております。
今回の記事は去る11月17日に開催いたしました本研究会第1回会合における講演の様子をご紹介いたします。
第1回の会合では、物流企業が継続して利益を確保していくために、顧客だけではなく社員や社会から「選ばれ続ける企業」となることが必要であるという前提のもと、物流企業における心臓、すなわち「人」とどのようなコミュニケーションを構築すべきかという視点から講演を行いました。
講師の山田泰荘氏(株式会社ヤマネット代表取締役)は実際に運送会社を経営しつつ、「物流応援団」の団長として、物流企業の人材育成に熱心に取り組んでおられます。
山田氏の、物流現場の肌感覚に基づいたご講演は、まさに物流企業がそのあるべき姿を目指すうえで最も重要なポイントを明確にされた内容でありました。山田氏の迫力あるご講演は実際にライブで体験していただくことがベストではありますが、ご参考までの当日の講演内容を以下にてご報告いたします。
山田講師の講演録はこちら↓
「選ばれ続ける」物流企業のための研究会_第1回会合_講演録.pdf
参加者の皆様からは、
「現場だけでなく業績向上含め企業経営の全てにおいてコミュニケーションの大切さを痛感した」 (物流子会社 役員)
「目標を達成するために、思う→行動する→継続するを実践したい」 (物流企業 リーダー)
「人や顧客との関係をどう認識し、改善するかが物流企業経営の要諦であることを理解できた」(物流企業 部長)
といったご感想をいただきました。参加された皆様にとって、今後の取り組みの参考としていただけたと思います。
本研究会は計3回の会合によって構成されております。
1月に第2回、2月に第3回の会合を実施いたします。
会期途中からのご参加も受け付けておりますので、ぜひご検討ください。
詳細は当HPの以下のページをご覧ください。
http://jils.force.com/StudyDetail?productid=a0R1000000KkoGiEAJ
以上