4月末に「2013年度物流コスト調査」の結果を公表させていただきました。
本記事はその続きです。
物流コスト調査では、各企業(荷主企業)におけるコスト削減策の実施状況についても調査しています。
コスト削減策の選択肢の中から、各社が実施したコスト削減策、その中で効果のあった削減策等についてご回答いただいています。
実施している削減策を見ると(下図)、
1位 積載率の向上
2位 在庫削減
3位 物流拠点の見直し(廃止・統合・新設)
4位 保管の効率化
5位 輸配送経路の見直し
などが上位に来ています。
一般的に景気の後退期には、人員削減や拠点の統合化等によるコスト削減や、単価(料率)の見直しに関わる削減策が増加する傾向にあります。
2013年度は輸送単価等が上昇傾向にありますので、単価の見直しに関わる取り組みは少なくなっていますが、人員削減等は比較的高い水準にあります。
また、拠点の見直しも比較的高い水準を維持しています。
輸送単価等の上昇に対して、各社が物流システム・物流ネットワークの見直しを進めている状況が伺えます。
以上
なお、調査結果は以下の研究会(東京、大阪、名古屋、福岡にて開催)にて詳しくご紹介いたします。
【研究会ご案内】
http://jils.force.com/StudyDetail?productid=a0R1000000BEtsOEAT
【概要版ダウンロード】
(JILS総研)