ロジスティクスの定義は様々なものがありますが、法的な根拠(工業標準化法)に基づく公的な定義として、JIS(日本工業標準規格)の物流用語の定義が挙げられます。
そのJIS物流用語では、ロジスティクスは「物流の諸機能を高度化し,調達,生産,販売,回収などの分野を統合して,需要と供給の適正化をはかるとともに顧客満足を向上させ,あわせて環境保全及び安全対策をはじめ社会的課題への対応をめざす戦略的な経営管理」と定義しています。
「物流」は、包装、輸送、保管といった諸機能の総合的管理であるのに対し、ロジスティクスは、その「物流」に加え、調達や生産といった分野を管理の対象とする、より上位の統合化を志向した概念であると考えられます。