関西ロジスティクス研究会の第10回会合として、2月12日(金)にプラス株式会社ジョインテックスカンパニー西日本
センター様を訪問し、物流センターの視察を実施いたしました。以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきまし
たので、掲載をいたします。
関西ロジスティクス研究会【2月12日(金)】高橋主査コメント
?2月12日(金)に、プラス株式会社ジョインテックスカンパニー西日本センターに伺い、会社概要と物流全体のご説明を
頂き、その後センター倉庫を視察しました。
文具・事務用品市場は約5,000億円近くを、またオフィス家具市場も3,000億円の規模を有し、その中で、プラス株式
会社グループ様は大手企業として、ビズネット株式会社・プラスロジスティクス株式会社様などを傘下に持たれ、大いに
ご活躍されています。
また、ジョインテックスカンパニーはプラス株式会社の社内分社として、オフィス用品の経費削減ソリューションをヒュー
マンサポートとITで実現する活動をされておられ、オフィスの他、学校や介護・福祉施設向けにも、デリバリーサービスを
展開されています。
今回ご訪問した当カンパニー西日本センターは、全国5カ所(東北・東日本・中部・西日本・九州)の物流拠点の一つで、
東日本に次ぐ主力センターとして、約45,000アイテムの多品種と、約27,000行/日の出荷数量があり、膨大な取り扱
いをされています。その為、早くから自動倉庫(パレット3,800枚+プラスチックコンテナ42,000個)や、MPS(マルチ
ピッキングシステム)・DPS(デジタルピッキングシステム)などの先端マテハンの活用はもとより、受注データを時間・
才数でまとめるe?Musleなどの物流システムを持ち、文具・事務用品や一部食品も扱う上での、少数でも当日受注・翌日
納品へのスピード対応できる、特徴のあるセンター運営をされていると感じました。特に、色別による分かりやすい自動
化システムや、各所の作業ミス注意喚起の看板表示など、誤検品・誤ピッキング防止による庫内品質の向上(2015年
65PPM、7年前比1/3以下)や、また定期的なドライバー講習などによる配送品質向上(2015年92PPM、同1/6
以下)などでの取り組みは、地道でも評価されるものと思われました。
今回、冒頭でのご説明や視察後のフリーディスカッションなどにご協力頂きました、プラス株式会社 ジョインテックス
カンパニー原執行役員 物流企画部長様や、プラスロジスティクス株式会社 物流オペレーション部 ジョインテックス
西日本センター 大坪センター長様はじめ、倉庫内での「One to Oneサービス」の梱包作業実体験や3班に分けての
詳細な場内説明を頂いた、現場担当の色々な方々にも大変お世話になりました。
この場をお借りして、会員皆様に代わり、お礼と感謝を申し上げる次第です。
(文責 高橋 敬次郎 日通総合研究所)