関西ロジスティクス研究会1月度(第9回)会合のご報告

 関西ロジスティクス研究会の第9回会合として、1月15日(木)関西ロジスティクス新春の集い2015の後、キリンビール神戸工場様を訪問いたしました。工場では製造ラインの見学とキリングループロジスティクス株式会社(以下KGL)西日本支社 物流管理部 部長 近藤様よりご講演をいただきました。

 以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【1月15日(木)】高橋主査コメント

 1月15日(木)に「関西ロジスティクス新春の集い2015」終了後、「キリンビール神戸工場」様へご訪問しました。新春(交流)会は割愛し、キリンビール神戸工場様、及びKGL様についてのコメントをさせて頂きます。
 神戸工場では、お客様志向に立った素晴らしい見学者コースをたどり、原材料注入から醸造工程、壜製品製造ライン、1分間に2000缶ビールを詰めることの出来る缶詰め機・自動梱包に至る生産工程を視察できました。
 KGL様は、昨年4月1日にキリン物流株式会社から社名変更するとともに、キリングループ各社物流業務のアウトソーシング・業務委託の受け皿としての機能に留まらず、キリングループの物流機能を主体的に担う位置づけの機能分担会社になったとのご説明がありました。
 具体的な機能・取組として、グループの「受注→調整・需給物流管理→出荷配送→請求」に至る業務を幅広く同社で運営していること、激しい物量波動への対応方法、一部エリアでの同業他社との共同配送、昨年スタートしたPパレ共同使用会のパレット共同受払システムの運営、更にはキリングループ外物流事業の強化・拡大について積極的な取り組みをされていることをご説明いただきました。
 今回、普段知ることのないお話やご苦労されたお話を忌憚無く聞かせて頂き、業界事情を含めて詳しく状況を学ぶことができました。

 当日、KGL西日本支社物流管理部の近藤部長様には、工場見学の同行から会社概要などのご説明まで、格別のご配慮を賜り、またご質問にも真摯にお答え頂き、感謝申し上げます。
 折りしも今年は1月17日の神戸淡路大震災後20年、また戦後70周年・日韓国交正常化50周年・プラザ合意30周年・中部国際空港開港10周年など、区切りある年言われています。会員皆さまにとっても、今年一年が大いなる飛躍への記念となる区切りの年であられることを願ってやみません。
                                               (文責 高橋 敬次郎  日通総合研究所)