関西ロジスティクス研究会10月度(第6回)会合のご報告

 関西ロジスティクス研究会の第6回会合として、10月17日(金)研究会参加者の神戸市みなと総局今井様より
阪神港の取組みに関するご発表、また、船上からの神戸港視察を行いました。

 以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【10月17日(金)】高橋主査コメント
 10月17日(金)に、神戸市みなと総局様のご助力・ご支援により、船上からの神戸港視察を行い、
神戸海洋博物館の別会議室では、神戸港の概要と取り組みについて、詳細にご説明を頂きました。

 1980年前後には、神戸港は世界のトップ3に入るほどの一大コンテナ取り扱い港で、欧米向けの輸出や
各国からの輸入で賑わっていたそうですが、今や世界のランキングでも50位台で、上海港などの中国の港や、
韓国の釜山港に大きく差をつけられています。

 この挽回を図るために、国策として2年前に京浜港と共に大阪港を含めた阪神港が、「国際コンテナ戦略港湾」
として位置づけられ、集中して強化・拡大に乗り出されたところです。

 勿論、輸出・輸入の拡大の為には、日本での生産増加や国内消費・投資増大はもとより、大型船の更なる
寄港・釜山などの中継港からの貨物引き戻しなど、難問が数多く山積しており、神戸港として大きな壁が
あるのも事実です。

 産業立地・港湾コスト低減・集荷ネットワークの充実・港湾の整備拡充・大阪港との一体経営強化など、
神戸市の地道な色々な施策をお聞きし、かつての貿易大国の神戸港への姿に一歩でも近づけようとする取り組みに
共感できるところが幾つもありました。


 「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という、エリック・バーン氏(カナダの精神科医)の
名言がありますが、神戸市も未来に向けての意欲的な取り組みが垣間見られた次第です。

 今回は、神戸市みなと総局の大藪部長様・今井課長様はじめ、神戸港を熟知されている神戸港振興協会の
森田参与様には大変お世話になり、参加者全員を代表して、この場をお借りしてお礼を申し上げますと共に、
今後益々の神戸港の発展をお祈りしたいと思います。
                                             (文責 高橋 敬次郎  日通総合研究所)


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(期の途中からのご参加につきましても、受付いたしております)
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