物流技術管理士資格認定講座(大阪開催) 講義のご紹介 / SCMの実務

 本年6月より開講しております第103期物流技術管理士資格認定講座(大阪開催)の講義をご紹介します。

 9月3日(火)に開催された第9単元「在庫管理とSCM」の中で、株式会社ロジスティクス・コンセプト 代表で、JILSが主催する月例会形式の研究会「ロジスティクスシステム研究会」 主査の大橋 進氏より、「SCMの実務」についてご講義いただきました。

 講義の冒頭、大橋氏から「サプライチェーンを管理する上で最も重要なポイントは、サプライチェーン上の在庫を管理することであり、それが荷主企業の生命線を握っている」と、在庫の管理の重要性についてご説明いただいた後に、この「在庫を管理する」中に含まれてくる調達、生産の業務や需要予測、PSI計画、計画サイクル、在庫の見える化などについて、自動車や日用雑貨などを例にあげながら、分かりやすくご説明いただきました。

 荷主企業の物流部門においても、上記の領域等に関与しているケースは少ないかと思います。しかしながら、在庫の適正化を進める上では、これらを含めて統合的に見る部門(人材)が必要だと実感しました。また、物流企業においても、自社の業務とは無関係と考えるのではなく、荷主企業で行っている在庫管理に関する基本的な知識を習得した上で、荷主企業にあった提案を行うことが、今後ますます重要になると思いました。

 

【参考】ロジスティクスシステム研究会 年間を通じた固定メンバーで、参加者相互の事例発表、ディスカッションを中心に、専門家の解説などを通じて、経験・情報交流をはかるとともに、ヒューマンネットワークを形成する場です。今年度も5月よりスタートしております。(期中参加も受けつけております。)

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<大橋氏>                             <講義会場風景>