日本ロジスティクスシステム協会

ロジスティクス全国大会 最先端のロジスティクスを
学び、つながる

本イベントは終了しました。

プログラム

2024年10月29日(火)

時間 講演内容

10:00

10:05

開会

ロジスティクス強調月間推進委員会 委員長
(早稲田大学 名誉教授)
吉本 一穗

10:05

10:20

主催者挨拶

2024年、意識と行動の変革でロジスティクスを推進

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 専務理事
寺田 大泉

10:20

11:20

基調講演

企業の経営戦略におけるこれからのサプライチェーン、ロジスティクスのあるべき姿

日本電気株式会社 執行役 Corporate EVP 兼 CSCO
田熊 範孝 氏

日本電気株式会社 執行役 Corporate EVP 兼 CSCO 田熊 範孝 氏
講演概要
  • 当社CSCO体制の変遷と課題認識
  • CSCO機能のTOBE像、実現に向けた活動事例
  • お客様、社会へ効率的なサステナブルなサプライチェーン、物流に貢献

NECはサプライチェーン領域に対し、自社の事業ポートフォリオの変化や、サプライチェーンに関する社会の出来事、それに伴う要請の変化、技術の進化等を捉え、絶えず変革に挑戦してきました。CSCOというポジションは一つの象徴であり、国内では先行して2011年に設置した。本講演では、以降のサプライチェーンに関する出来事を振り返りながら、今サプライチェーンに求められていること、目指すべき方向性、実現に向けた課題と解決策を、実際にNECのサプライチェーン機能が取り組んでいる事例も交えて共有する。

11:30

12:10

業界物流情報基盤(ロジスティクスEDI)を活用した 日用品業界の物流改革

ライオン株式会社
サプライチェーン企画本部 副本部長 兼 ロジスティクス政策部長
木村 忠彦 氏

ライオン株式会社 サプライチェーン企画本部 副本部長 兼 ロジスティクス政策部長 木村 忠彦 氏
講演概要
  • 事前出荷情報(ASN)を活用した「検品レス・伝票レス等」の物流改革の取組状況
  • 「ロジスティクスEDI」の将来展開(ASN情報を活用した業界協調配送構想)
  • 物流課題に対する日用品業界の取組み体制強化

日用品業界は、従来よりメーカー共同物流を実施するなど物流の最適化・効率化に取り組んでいる。このほど、製・配・販のサプライチェーンにおいて物流デジタル化が遅れていたメーカー・卸売業間において、業界標準のロジスティクスEDIをベースに、事前出荷情報(ASN)に基づく検品レス・伝票レス等の物流改革の取組が、日用品業界全体の動きとして進んでおり、取組み内容(進捗)、今後の取組みテーマと推進体制について報告する。

13:10

13:50

業界主導で実現する物流の適正化・生産性向上
~化学品業界~

フィジカルインターネット実現会議 化学品WG

三菱ケミカル株式会社
購買・物流本部 企画戦略部 SC業務統合プロジェクトリーダー
高谷 秀史 氏

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Operations Industry & Domain Solutions Specialist Director
清水 裕久 氏

三菱ケミカル株式会社 高谷 秀史 氏
高谷 秀史 氏
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 清水 裕久 氏
清水 裕久 氏
講演概要
  • 化学品業界における物流課題
  • 物流生産性向上に向けた業界の取組
  • 活動の展望

フィジカルインターネット実現会議に化学品WGが発足して2年目を迎える。業界内外で取り組む商慣行改善、輸送モード別やエリア別の共同化検討に加えて、物流標準化・データ活用を進める実証実験に取り組んでいる。関係省庁・業界団体との連携、WGの運営・合意形成、荷主・物流事業者間の会話など精力的に取組む中で、今後のハードルも見えてきた。

14:00

14:40

イノベーション推進に向けた要諦とは
~物流の高度化を実現するヤマトグループの取組み~

ヤマト運輸株式会社 兼 ヤマトホールディングス株式会社
イノベーション推進部長 兼 イノベーション推進機能 シニアマネージャー
齊藤 泰裕 氏

ヤマト運輸株式会社 兼 ヤマトホールディングス株式会社 イノベーション推進部長 兼 イノベーション推進機能 シニアマネージャー 齊藤 泰裕 氏
講演概要
  • 顧客ニーズに応える新サービスの開発
  • 共同輸送の促進に向けた取り組み
  • 企業がイノベーションを推進するための要諦

物流の2024年問題をはじめ、物流・ロジスティクス領域に山積する課題解決に向け、ヤマトグループではステークホルダーとの連携も含め、消費者のニーズに応える新サービスを次々と開発してきました。またヤマトグループでは社内にCVC(コーポレートベンチャーファンド)を設立し、スタートアップとの共創など様々なイノベーションの取り組みを行っております。また2024年問題を含めた社会課題解決にも取り組んでおります。このような取り組みを踏まえ、企業がイノベーションを推進するための要諦について発表いたします。

14:40

15:20

NIPPON EXPRESSが考えるDXのキーポイント
~データドリブンで切り拓く未来~

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
執行役員 DX推進部担当 兼 DX推進部長
天白 淳 氏

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 執行役員 DX推進部担当 兼 DX推進部長 天白 淳 氏
講演概要
  • 物流業界の社会課題や新たなニーズについて
  • 当社のこれまでと直近の取り組みについて
  • 当社が目指す変革とサステナビリティ課題への貢献について

本講演では、物流業界を取り巻く課題や新たなニーズを整理し、DXによって達成すべき当社のゴールをご説明します。次にこれまでの実績として、当社のDXに関する戦略や人財育成・ナレッジ共有等の推進体制の構築に関する取り組みをご紹介します。そして既存事業の改革や新規事業の創造等に関する事例をご紹介します。本講演を通じ、当社が目指す変革とサステナビリティ課題への貢献について、ご理解を深めていただければ幸いです。

15:35

17:05

パネルディスカッション

物流・ロジスティクスの革新へ
~これからの物流統括管理者のあるべき姿~

【パネリスト】

キユーピー株式会社 執行役員 ロジスティクス本部 本部長
前田 賢司 氏

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 商品戦略本部 物流企画部長
鈴木 惣一郎 氏

経済産業省 商務・サービスグループ 物流企画室 室長
平林 孝之 氏

国土交通省 物流・自動車局 物流政策課 課長
紺野 博行 氏

【コーディネータ】

株式会社野村総合研究所 アーバンイノベーションコンサルティング部 プリンシパル
森川 健 氏

ディスカッション概要

物流統括管理者の役割やミッション、今後のあるべき姿等について、発着荷主企業の取り組み、行政動向等をふまえながら、クロストーク形式で討議する。

17:20

18:30

交流会

Logistics Meetup

立食形式による懇親会

10月30日(水)

時間 講演内容

10:05

10:10

2024年度ロジスティクス大賞について

ロジスティクス大賞 ノミネート委員会 委員長
(横浜国立大学 大学院 国際社会科学研究院 教授)
鈴木 定省 氏

10:10

10:55

2024年度ロジスティクス大賞 グリーン物流奨励賞

食品物流の未来を担う中距離帯鉄道輸送の可能性

ネスレ日本株式会社 物流部 プロセスオプティマイザー
田中 健太 氏

日本貨物鉄道株式会社 ロジスティクス本部 営業部 サブリーダー
福岡 大輔 氏

ネスレ日本株式会社  物流部 プロセスオプティマイザー 田中 健太 氏
田中 健太 氏
日本貨物鉄道株式会社 ロジスティクス本部 営業部 サブリーダー 福岡 大輔 氏
福岡 大輔 氏
講演概要

物流分野では、気候変動対策の遅れとトラックドライバー不足が深刻化し、トラック輸送だけに依存するビジネスモデルの限界が露呈し、持続可能性が模索されている。本取り組みでは、ネスレ日本株式会社、日本貨物鉄道株式会社、全国通運株式会社、日本運輸倉庫株式会社の協働により、食品の中距離輸送に鉄道を活用するモデルケースを実現している。大阪エリアを対象にした安定供給を目指し、毎日40コンテナを静岡から大阪へ輸送し、鉄道のリードタイムを考慮した生産・在庫計画の連動、DXを活用したシステム連携を実現することで、約10億円の販売機会ロスを防ぎ、年間900トンのCO₂排出削減、年間4000台分のトラック輸送シフトで24,000時間の労働時間削減を達成している。他エリア、他業種への鉄道輸送拡大の可能性も十分に期待されるなどモーダルシフトによるグリーン物流、ロジスティクス活動の持続可能性といった面が高く評価された。

11:05

11:50

2024年度ロジスティクス大賞 人材育成奨励賞

物流事業に対する、多能工物流人材育成における自動車学校の果たせる社会的機能
~物流事業へのゲートウェーたる教育訓練機関の存在意義~

有限会社網干自動車教習所 先任顧問
田中 幸雄 氏

有限会社網干自動車教習所 先任顧問 田中 幸雄 氏
講演概要

自動車学校業界は、若年層の自動車離れの加速や経営難に直面する一方、物流分野では人材不足が深刻化している。本取り組みでは、個人が主たる対象顧客であった従来のビジネスに対し、大型車やフォークリフトなどの資格取得と物流現場に即した職務訓練を提供し、認定職業訓練機関として、物流事業者に多能工人材を供給する事業を展開するとともに、ISO21001認証を取得し、教育訓練の品質を担保している。物流事業者に対し、必要なスキルを持つ多能工人材を安定的供給することに寄与するとともに、シルバー世代の経験豊富な指導者の登用や新たな労働市場の開拓や福祉行政との連携促進など、多方面にわたる人材育成、地域や業界に対する貢献が高く評価された。

12:50

13:35

2024年度ロジスティクス大賞 業界革新特別賞

鹿島建設による物流効率化の取り組み
~運送マッチングと物流センター中継システムの構築~

鹿島建設株式会社 横浜支店 建築部 建築工事管理グループ 課長代理
倉本 太一 氏

鹿島建設株式会社 横浜支店 建築部 建築工事管理グループ 課長代理 倉本 太一 氏
講演概要

建設現場では「低積載」や「空荷」といった非効率な状態が頻発しており、物流分野の労働力不足も相まって、効率的な物流の実現が喫緊の課題とされている。本取り組みでは、運送マッチングアプリといった、ブラウザ上で運送会社と荷主を結びつけるプラットフォームの開発、活用により空荷の削減や積載率向上が行われ、CO₂排出量の削減や待機時間の短縮を実現している。また、物流センター中継システムの導入により、効果的な物流業務が実現されている。これにより、運送会社は新たな顧客を獲得し、専門工事会社は運送会社選択の幅が広がり、総合建設会社は工期遵守が容易になるなど、多方面にわたる成果が得られている。個社のみならず、建設・物流分野全体の業務の効果的効率化が実現さている点、また、他業種への応用可能性といった革新性が高く評価された。

13:45

14:30

2024年度ロジスティクス大賞 技術革新特別賞

画像情報を活用した化粧品新製品予測モデルの構築による廃棄ロス削減

花王株式会社 SCM部門 デジタルイノベーションプロジェクト データサイエンティスト
箕輪 映友子 氏

鹿島建設株式会社 横浜支店 建築部 建築工事管理グループ 課長代理 倉本 太一 氏
講演概要

化粧品の需要予測は、色や質感が販売数量に大きく影響するため、従来の統計的手法が適用しにくく、感覚や経験に基づいた予測が主流であった。このため、予測作業の人的負荷が大きく、属人化が進行していた。特にメイクアップ品は色展開が多く、生産リードタイムも長いため、廃棄ロスが増加する傾向があった。本取り組みでは、対象ブランドに関して、店舗データ、画像処理技術、テキストマイニングや機械学習を駆使するとともに、従来の人による予測手法を踏襲することで予測結果の解釈や理解度の向上といった点も加味した新たな予測モデルの構築に成功している。生産数量、材料発注量の予測精度がそれぞれ85%、55%が向上し、廃棄金額も25%削減されるなど、人的負荷の軽減と属人化の解消といった業務効率と廃棄ロス削減といった環境負荷の両面の効果による技術面での革新度が高く評価された。

14:35

14:50

2024年度ロジスティクス大賞 表彰式

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 会長
(コマツ 取締役会長)
大橋 徹二

14:50

15:20

参加者交流タイム

15:20

16:00

ドローン物流の実用化に取り組む国内外の事例と課題

エアロダインジャパン株式会社
代表取締役社長
鹿谷 幸史 氏

エアロダインジャパン株式会社 代表取締役社長 鹿谷 幸史 氏
講演概要
  • ドローン物流の実用化に向けた国内外での取り組み紹介
  • エアロダインの取り組み紹介
  • ドローン物流の実用化に関する課題点

国内のドローン物流市場は2040年までに数兆円規模に成長することが見込まれているが、現状国内ではドローンの目視外飛行による配送にはさまざまな課題があり、技術実証の域を出ていない。本講演では、エアロダイングループが関わった日本での物流実証実験から見えてきた課題と海外ですでに商用化している事例を紹介し、国内での実用化に向けて、物流業界と考えていきたい課題について問題提起を行う。

16:05

17:05

特別講演

ミッション 経営の原点に戻る

株式会社リーダーシップコンサルティング 代表
(スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 元CEO)
岩田 松雄 氏

株式会社リーダーシップコンサルティング 代表 岩田 松雄 氏
講演概要
  • ミッションの重要性
  • スターバックスの事例紹介
  • リーダーに求められるもの

企業は何のためにあるのか?企業経営にとって大切なことは、会社の存在理由である「ミッション」を社内の隅々までに浸透させることです。なぜミッションが大切なのか?「ミッション経営」とその効果についてお話します。そのミッションを愚直なまで一所懸命に実行しようとしている具体的な事例としてスターバックスついてお話しします。そして「これからのリーダーに求められるもの」について、熱く語ります。

17:05

17:10

閉会

ロジスティクス強調月間推進委員会 副委員長

※都合により講演者、テーマ等、プログラムが変更になる場合がございます。

開催概要

会 期 2024年10月29日(火)10:00~17:05
2024年10月30日(水)10:00~17:10
会 場 会場:ベルサール神田(東京都千代田区神田美土代町7 住友不動産神田ビル)
料 金
(消費税込)
<1日参加>
日本ロジスティクスシステム協会 会員:24,200円/1名
上記会員外:38,500円/1名
<両日参加>
日本ロジスティクスシステム協会 会員:40,700円/1名
上記会員外:66,000円/1名

申し込み

お申し込み受付は終了しました

ロジスティクス強調月間
2024推進委員会 委員一覧

委員長 吉本 一穗 早稲田大学 名誉教授
副委員長 宮澤 典友 コクヨ(株) 執行役員 ビジネスサプライ事業本部長(株式会社カウネット 代表取締役 社長)
副委員長 鷺川 陽一 日本通運(株) 安全・品質・業務推進部長
委員 大原 康一 (株)あらた ロジスティクス本部 室長
委員 手塚 大輔 イオン(株) 執行役 物流担当
委員 田口 基 (株)NTTデータ 第三公共事業本部 デジタルプラットフォーム事業部 第一システム統括部 第一営業担当部長
委員 阿部 直弘 大塚倉庫(株) ロジスティクス本部 課長
委員 松下 健 (株)オプティマインド 代表取締役社長
委員 平林 孝之 経済産業省 商務・サービスグループ 物流企画室長
委員 紺野 博行 国土交通省 物流・自動車局 物流政策課長
委員 竹下 博士 佐川急便(株) CSR推進部 CSR推進課 課長
委員 高光 巧一 (株)ダイフク 広報部 参与
委員 大久保 寛基 東京都市大学 デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 教授
委員 半田 尚也 トラスコ中山(株) 物流本部 物流改革部 部長
委員 髙橋 秀仁 日本貨物鉄道(株) 執行役員 鉄道ロジスティクス本部 営業統括部長
委員 南 真人 日本マクドナルド(株) サプライチェーン本部 ロジスティクス部 統括マネージャー
委員 嶋津 泰毅 日本郵便(株) ロジスティクス事業部 部長
委員 中條 太 NEXT Logistics Japan(株) 幹線輸送事業本部 本部長(兼 仲間つくりDiv Divマネージャー)
委員 上口 隆一 (株)バローホールディングス 流通技術本部 物流部 部長
委員 小泉 秋桜子 (株)バンダイロジパル 執行役員 グローバル事業本部 グローバル統括部 ゼネラルマネージャー
委員 山田 洋之 丸紅ロジスティクス(株) 常務執行役員
委員 中西 心紀 三菱商事(株) S.L.Cグループ 食品流通・物流本部 物流開発部 物流効率化チーム チームリーダー
委員 幸重 太亮 (株)吉野家ホールディングス グループ商品本部 商品統括部 部長
委員 木村 忠彦 ライオン(株) サプライチェーン企画本部 副本部長 兼 ロジスティクス政策部長

所属・役職は8月時点