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グリーンロジスティクスガイド

取組主体の拡大

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 ロジスティクス分野における環境負荷低減を進めるためには、物流部門の業務範囲内のみの検討でよいのでしょうか。たしかに、 物流部門だけでできる部分も少なくありませんが、より効果を出すためには、自社の他部門や取引先等の他社との連携が必要です。
 例えば、環境負荷低減事例の紹介の事例Dで考えてみましょう。もしA社物流部門が「営業部門やB社から指示されたとおりの作業をこなすのが 物流部門の使命」としか考えていなければ、荷分かれの発生による包装材の増加といったことは、「我々物流部門ではどうすること もできない」と判断し、何も実施しなかったでしょう。しかしながら、この事例では、物流部門で「これは環境負荷の増加につな がっている」と認識するとともに、当該事象の発生要因となっている、営業部門やB社に対し改善提案を行った結果、リードタイムの 延長による包装材及び配送におけるCO2削減につながったのです。
 したがって、物流部門では、環境負荷の増加につながっている事項への“気づき”とともに、当該環境負荷の増加要因となっている 他部門、他社への問題提起や対策案の発信といった役割が求められるのです。その際に、物流部門の業務範囲での部分最適の ための提案ではなく、下図のような他部門や他社を含めたより広い視点が必要となります。

取組主体の拡大(PHASET→U→Vへの拡大)
 
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コラム:物流部門は全社のセンサー

 荷動きがなく山積みされた商品、返品された大量の商品 を入れたカゴ車、商品寸法のわずか数センチの差でもう1箱積み込めないトラック…、皆様の会社の物 流センター等でこのような光景を見かけることはありませんか?
 物流部門自らが行った業務が原因で発生する場合もありますが、調達、企画・設計、生 産、営業部門等の他部門や他社が行った業務の影響が、物流部門で現れるケースも多い のではないでしょうか。しかも、一番最初に物流部門に影響が及ぶケースや、物流部門のみに影響が出る ケースも存在します。
 では、我々物流部門は、「自部門ではどうすることもできない」といって、それらを放置し ておいてよいのでしょうか。そうではありません。我々物流部門では、通常と違う事象 や非効率な事項に気づいた場合、できるだけ早く該当部門へそれらを発信することが 必要です。物流部門は、言わば、“センサー”としての役割が求められているのです。

 
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