ロジスティクス活動では、化石燃料、木材、紙などの天然資源が使用されており、その量は極めて膨大な量に及びます。省資源・省エネルギーの視点から物流の環境負荷を低減するため、共同物流、モーダルシフト、省資源包装等の活動を促進することが必要です。
省資源ロジスティクス推進委員会は、ロジスティクスにおける天然資源の使用量を可能な限り抑制する「省資源ロジスティクス」の実現を目指しています。委員会の参加メンバーが取り組んでいる省資源・省エネルギーの物流活動の事例を広く公開して、関係者の事業活動の環境負荷低減につなげていこうと考えています。そのためには、荷主企業、物流事業者といったロジスティクスの関係者が実際の省資源活動に活かせるようなアウトプットが求められています。
省資源ロジスティクスを実現していくには、調達→生産→販売までの全ての流通部分に関わっている事業者が、省資源・省エネルギーの物流活動を荷主サイド、荷受サイド、或いは物流業者など、あらゆる立場、側面から調整することが必要となります。参加メンバーが作成した事例が、これから共同物流やモーダルシフトなどに取り組む事業者によって、実現に向けた検討を行ううえでの情報源として利用され、物流活動の省資源・省エネルギー化に活用いただければ幸いです。 |