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 「第3期ロジスティクス環境会議」 閉会にあたって

第3期ロジスティクス環境会議 閉会にあたって


三村 明夫

第3期ロジスティクス環境会議 議長
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 会長
(新日本製鐵株式会社 代表取締役会長)

   

 

 第3期ロジスティクス環境会議は2008年5月から活動を開始し、2010年3月10日の第3回本会議をもって、活動を終了いたします。
 この期間、メンバーの皆様による非常に活発な議論や研究活動をいただいて、ロジスティクス分野における環境負荷低減活動を推進してまいりました。まずもって、メンバーの皆様方のご尽力に心から感謝申しあげます。
 本年は京都議定書の第一約束期間の中間年にあたりますので、基準年である1990年からの温室効果ガスの削減状況が注目されるところであります。ちなみに、第一約束期間の1年目である2008年度の我が国の温室効果ガス総排出量は速報値で1990年比プラス1.9%、運輸部門におけるCO2排出量はプラス8.5%でした。京都議定書の第一約束期間にあたる2008年から2012年までの5年間においては、1990年比マイナス6%を達成することが目標でしたから、先の速報値は極めて厳しいものであると思います。
 加えて、昨年8月の総選挙で与党となった民主党が掲げる、我が国の温室効果ガスの削減目標である「2020年までに1990年比25%削減」という数字は、今回初めて目標数値を発表した中国・インドなどの新興国やオバマ政権のアメリカ、また、EUの中にあって、突出した数字だと思います。
 我が国経済の低迷が続く中で、地球環境問題を考えるにあたっては、単に温室効果ガスの排出量を削減することだけでなく、社会の持続的発展の問題として捉える必要があると思います。もちろん、ロジスティクス分野から持続的発展の問題を考えるとき、各企業の物流現場における地道な物流効率化の取り組みを継続・強化して行くことの重要性は改めて申しあげるまでもありません。
 ぜひとも、環境会議の活動成果を共有していただき、さらなる環境負荷の低減活動につなげていただければ幸いに存じます。

 

2010年3月10日
第3期ロジスティクス環境会議
議長 三村 明夫
(公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 会長) 




 
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