私達は、健全な地球環境と社会環境を最も重要な財産として、将来の世代に引き継ぐために、環境との調和を最優先に考えた循環型社会を構築しなければなりません。
企業の経済活動において、環境対応の重要性は一層増しており、製品等のライフサイクル全体の視点から、設計・調達・生産・販売・物流・回収・廃棄といった個々の取り組みを横断的に見直すとともに、サプライチェーンとリバースチェーンを最適化するロジスティクスの構築が必要不可欠です。
このような状況のもと、当協会では、「循環型社会を実現するロジスティクス・グランドデザイン」の実現を目指し、2003年11月より「ロジスティクス環境会議」を設立し、活動を行ってきました。
第1期(2003年11月〜2006年3月)では、環境負荷低減活動に取り組む企業を増やすための基盤整備として、活動を支援するマニュアル等のツールを作成いたしました。さらに、物流分野の環境負荷低減を経営の重要課題と認識し、積極的に環境負荷低減活動に取り組むことを目指した「ロジスティクス環境宣言」を採択いたしました。
第2期(2006年8月〜2008年3月)では、物流分野における二酸化炭素等の環境負荷低減に焦点をあて、第1期に引き続き、活動支援のためのマニュアル等の作成を行うとともに、改正省エネルギー法における課題やモーダルシフトのさらなる推進に向けた課題に対し、解決方策を取りまとめ、行政等へ提言活動を行いました。
第3期活動では、行政・大学等の研究機関・関連団体と連携を深めながら、第2期に引き続き、課題の解決方策の検討を進めるとともに、異業種メンバーによる事例等の情報交流等を通して、ロジスティクス分野における環境負荷低減活動を積極的に推進いたします。
是非、第3期ロジスティクス環境会議に積極的なご参画を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
|