日本ロジスティクスシステム協会

ロジスティクス強調月間2021

10月 全体的なロジスティクス革新を推進しましょう

サプライチェーンマネジメント(SCM)の進展に向けた取り組みJILSのSCM事業推進について

 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、ロジスティクスの意義を普及・推進するため、産官学に寄与するSCM高度物流人材の育成に取り組むことにより、産業界をはじめとするJILSのステークホルダーにおける問題や課題解決に資する事業を提供し、ロジスティクスのさらなる発展に 貢献することを目指しております。
 ここでは、当協会が現在取り組んでいるSCM関連事業、及び、当協会が現在認識しているSCMの課題、並びに、今後の取り組みの方向性について、ご紹介させて頂きます。

<JILSが考えるSCMの課題>なぜ、日本でロジスティクスやSCMが普及していないか?
【JILSの仮説】

  1. ① 経営層にロジスティクス/SCMの重要性が浸透していない。
  2. ② 部門の壁が存在し、部分最適になっている(各部門のKPI/部門間連携がない)。
  3. ③ ロジスティクス/SCMに関する専門知識を有する者、実践できる者が少ない。また、これらを育成する環境が整っていない。
・2018年度のJILS会員企業アンケート調査結果では、ロジスティクスやSCMを推進するうえでの課題は、引き続き「物流コスト削減」が首位。115件(回答者の60.2%)の回答が集まった一方で、「ロジスティクスやSCMを経営戦略にすること」については32件(16.8%)に留まった。
出典:2018年度JILS会員アンケート調査2018年7月

JILS「ロジスティクスコンセプト2030」
におけるSCMに関連した提言

提言1:
ボトムアップ思考からトップダウン思考へ

・現在、ロジスティクスは物流が高度化されたものとして定義されている(JISZ0111:2006 1002)が、ボトムアップ思考では自ずから限界がある。これまでの思考法を180度転回して、俯瞰的/メタ的思考でトップダウンからロジスティクスを再定義する必要がある。

提言2:
外部環境の変化が促す「サプライチェーン」の進化
出典:The Supply Chain Operations Reference (SCOR) : APICS “CPIM Body of knowledge”より作成

「廃棄物(Waste)」については、今後「返送(Return)」のプロセスに変換することが強く求められ、需給双方を含む汎産業的な同時・非連続の変化、すなわち「進化」においてロジスティクスが重要な役割を担うことになると考えられている。

ロジスティクスコンセプト2030のPDFは、以下のページよりご覧いただけます。https://www1.logistics.or.jp/news/detail.html?itemid=243&dispmid=703

JILSのSCM推進関連事業の一例をご紹介します!

人材育成(コース・セミナー)
  • ストラテジックSCMコース

    本コースでは国内外の第一線で活躍する実務家、コンサルタント、学識経験者等を講師に迎え、講義とグループ演習を通して、幅広い知識と技能が求められるSCM のプロフェッショナルを育成します。過去10年以上に渡って、物流業や製造業、コンサルティング等の広範囲な企業からの参加者に好評を得ていて、修了生による研究会などの活動も行われています。講義は20回 毎週金曜日(祝日の場合は変更)19:00~21:00 + 修了式/特別講義 10:00~17:00

    ※コースの詳細は下記URLをご参照ください。
    https://www1.logistics.or.jp/education/scm/

  • 『超』入門!世界標準のSCMセミナー

    計4回にわたり、製造業・流通業等の新任マネージャーを主な対象とした「『超』入門!世界標準のSCMセミナー」を開催いたします。セミナーはZoomを利用したオンライン形式で開催。世界標準の知識体系に沿った講義と演習を通じ、SCMを理解するための「観点」と「基礎知識」の習得を目指します。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/SeminarDetail?productid=a0R5F00000hbiJe

  • SCM基礎セミナー

    戦略的SCMを構築するためには、まず、物流・ロジスティクス部門およびそれ以外の部門のメンバーがSCMの基本や改革の進め方を正しく理解することが必要になります。
    本セミナーでは、SCMの基本的な考え方からSCM改革の進め方までを幅広く学習し、事例を交えた実践的な研修を行います。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/SeminarDetail?productid=a0R5F00000f8w0m

  • 需要予測の基本

    需要予測は、過去の市場データや未来のマーケティング計画を分析して行います。本セミナーでは、研究が盛んな海外の知見に依拠しつつ、ビジネスにおける需要予測で重要となる3つの学問の知見もまじえ、グローバル標準の知識と実務で有効なマインドをまなびます。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/SeminarDetail?productid=a0R5F00000hav93

  • 梱包・包装最適化による物流コスト削減実践セミナー

    デザイン・フォー・ロジスティクス(DFL)という考えのもとで「梱包・包装」の改善に目を向け、設計から見直しをしてみませんか?本セミナーでは物流と梱包・包装の関係からデザイン・フォー・ロジスティクス推進のためのステップまで、講義と演習を交えて学んでいただきます。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/SeminarDetail?productid=a0R5F00000gLPfk

  • S&OPセミナー

    本セミナーで取り扱う「S&OP(Sales and Operations Planning)」は、企業内において対立しがちな「生産・調達」部門と「販売」部門が、立場の違いを超えて「事業戦略」に資する意思決定を行うための仕組みです。本セミナーでは、SCMの中核的な仕組みである「S&OP」の基本を習得していただくともに、各部門の担当者・マネージャに求められるアクションについて解説いたします。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/SeminarDetail?productid=a0R5F00000gK2w4

研究会
  • S&OPを効果的に推進~需要予測研究会

    本研究会では、S&OPを効果的に推進するため、起点となる需要予測の精度を向上させる「6つの軸」をフレームワークに、参加企業各社の現状を把握したうえで、先進的な事例発表や直近の課題の共有および示唆の提供、人的ネットワークの形成を支援いたします。

    ※過去のセミナーについては下記URLをご参照ください。
    https://jils.secure.force.com/StudyDetail?productid=a0R5F00000f8w1Q

今後のSCM推進事業について

日本ロジスティクスシステム協会では、主催する講座・コース・セミナー・研究会、講演会などを通じて、SCM 教育・育成に関して 標準化を推進しつつ、今後も取組んで参ります。