原油輸出事故

 海洋、湖沼、河川などの水域へ原油が流出することを指す。原油の輸送は常に環境汚染の危険をはらんでいる。

 原油の流出にはタンカー事故、海底油田の油井事故、貯油施設の事故等がある。
 タンカー事故として1989年エクソン・パルティーズ号の米国アラスカ沖座礁事故(原油約4万2千キロリットル流出)、日本では1997年ロシア船籍ナホトカ号の島根県隠岐島沖沈没事件(重油6240キロリットル流出)などがある。流出防止のためには未然防止の監視体制、流出原油の回収、処理技術等の確立、および環境影響評価などが求められる。→環境破壊 

 

 


戻る