モントリオール議定書 Montreal Protocol of Substances that Deplete the Ozone Layer

 正式名称を「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」といい、ウィーン条約(1985年)に基づきオゾン層保護のために1987年に採択、1989年に発効された。
  日本においても、同議定書を受けて「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」(1988年)に基づきオゾン層破壊物質の生産等の規制を行っている。
  5種類のフロンガス、3種類のハロンガスを規制対象に使用削減スケジュールが定められたが、その後数回にわたって見直し規制対象物質の追加、規制スケジュールの前倒しを内容とした改正と調整が行われた。
  その結果、特定フロンなどは先進国では1996年には全廃され、発展途上国でも2010年での全廃のスケジュールが確定していて、先進国に対し途上国への経済的、技術的協力が求められている。→ウィーン条約

 

 


 


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