アイドリングストップ Idling Stop

 アイドリング(idling)とは、機械、特に自動車が停止している状態などでのエンジンの空転、無負荷回転を意味し、これを止めるという行為をアイドリングストップという。
  アイドリングストップは、CO2排出抑制だけでなく、大気汚染・騒音・悪臭の防止にも効果があり、しかも燃費消費量の削減による経済効果も大きいことから、エコドライブと併せて環境方針としている運輸事業者は多い。また、エコドライブの中にアイドリングストップを含める研究者もいる。事業者によってはエンジンの自動停止・再始動機能を備えた自動車を準備している。
  環境省は1996年の環境月間より「アイドリング・ストップ運動」を展開し、東京都が環境保護条例によって自動車のアイドリングストップを義務付けているように、多くの地方自治体が条例によってアイドリングを禁止するとともに、悪質なアイドリング放置については罰則規定を設けている。
  なお、アイドリングストップを行いやすい、あるいはアイドリングストップを円滑に実践できる低公害車の開発も課題となっている。

 

 


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