気候変動枠組条約締結国会議・地球温暖化防止京都会議(COP3)

 1997年には日本の京都で第三回締約国会議が開催された。そして具体的な気候変動防止策について定めた「京都議定書」が採択されることとなった。京都議定書では(1)数量目標、すなわちCO2などの温室効果ガスの排出量をどのくらいに抑えるかということ(2)政策・措置、例えば炭素税の導入など環境対策などでの国際的共同歩調、(3)途上国の義務、急速に発達する中国やインドのCO2排出量をどのように制御するかなど、さらに(4)手続き規定についての議論が進められた。京都議定書の大きな意義としては2000年以降の先進国の温室効果ガスの排出量について数量目標を設定できたことなどがあげられる。反面、米国の離脱など多くの国際政治上の課題も浮き彫りにした。

 

 


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