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貴社のSCM力の強み・弱みを客観的に診断してみませんか? 

 

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、東京工業大学との共同の下に開発したスコアカード手法を用いたSCM/ロジスティクスの調査研究を行ってまいりました。

この度、JILSでは『グローバルSCMスコアカード(GSC)』簡易診断を実施することになりました。

一流企業を数多く含む企業サンプルの中で自社・事業所の強み・弱み、ポジショニングを把握し、更なるSCM改革を目指してみては如何でしょうか?

 

1.グローバルSCMスコアカード(GSC)の簡易診断方法について

  下記をクリックして診断票をダウンロードし、自己診断を行い、フェイスシートに業種や規模等の必要事項と自己診断結果を記載のうえ、下記担当までe-mail又はFAXにて送信してください。

  診断結果は約1週間以内にe-mail又はFAXにてご報告いたします。

 

           GSCによる自己診断.xlsx

  

        ・5段階レベル表現により、回答が容易

        ・ベストプラクティスが簡単に分かる

        ・回答にかかる時間は20-30分程度

 

   担当:公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会

       JILS総合研究所 GSCチーム(佐藤、五関、三代川)

       e-mail:gsc@logistics.or.jp

       FAX:03-3434-3190

 

           

2.GSC簡易診断によるベンチマーク情報のご案内(アウトプットイメージ)

   ご案内.pdf

 

  より詳しい内容につきましては、以下のリンクより解説文をご参照ください。

   解説文.pdf

 

 

3.データ管理について

  ご提出いただくデータに関しては厳重に管理され、東京工業大学およびJILS以外の外部に企業・事業部が特定できるような形で公表することは一切ございません。

  公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会では、個人情報の保護に努めております。詳細は当協会のプライバシーポリシー(http://www.logistics.or.jp/privacy.pdf)をご覧ください。なお、ご記入いただきましたお客様の個人情報は、本催し物に関する確認・連絡・受講者名簿の作成および当協会主催の関連催し物のご案内をお送りする際に利用させていただきます。

 

 

※表記を一部訂正しました(2017年4月19日)

※ご案内および解説文のリンクを追加しました(2017年4月21日) 

平成27年度第9回(3月度)の研究会は、「キユーピーのロジスティクス 〜コミュニケーション型SCMと3.11の気づき〜」と題して、キユーピー株式会社 執行役員ロジスティクス本部長の藤田正美様にご講演を頂きました。この日は奇しくも東日本大震災発生から5年目に当たる日で、キユーピーでは関東と近畿の拠点で大々的な防災訓練が行われる日であったにも関わらず、本研究会のため福岡にお越し頂きました。
同社のロジスティクスの特徴は、「意思決定は人が行う」ことを重視している点です。つまり、過度にシステムに依存せず、あくまでもシステムで処理された結果を社員自らが考えて分析し、議論と行動を重ねて意思決定することを重視しています。その背景には、かつて導入したSCMソフト(需要予測ソフト)によって、社員はソフトが算出した予測数値の「当たった/ハズレた」ばかりに関心を持ち、自分の頭で考える余裕が持てない状況に陥ってしまったため、思い切ってSCMソフトの利用を止めた結果、逆に予測精度が向上し、部門間のコミュニケーションや相互理解も深まった、という出来事があったとのことです。
また、同社が東日本大震災で得た気付きは、「日本の加工食品業界のSCMは行き過ぎであり、過度な日付の鮮度競争やリードタイム競争は、逆に製・配・販全体を含めた業界の体力を奪っているのではないか?」ということでした。震災直後の物流機能が混乱する中では「翌々日納品」も致し方なしの状況だったところ、むしろそのほうが荷役や配車を計画的に行うことができ、無駄を大幅に削減できることに気づいたのです。現在では、一部の取引先と「ASNとリードタイムを工夫した(翌々日の)検品レス納品」を実施し、納品時の荷受や車両待機、配送効率化によって、双方がコストダウンを実現しているとのことです。
我が国の食品廃棄の多さはしばしば指摘される一方で、賞味期限1/3を切ったものは棚に置かないという根拠の希薄な商習慣が依然として根強く、結果的に食品ロスの増大、製・配・販全体の疲弊とコストアップ、その結果として消費者への価格転嫁も生じているのです。現在、同社では「リードタイム見直し」「小口配送の削減」「配送物量の増減緩和(出荷ピークの分散)」を卸や小売に呼びかけていますが、道半ばでなかなか理解を得られにくい状況が続いているようです。(私自身もそうですが、)消費者は賞味期限1/3を切った商品の購入を是が非でも避けたいわけではありません。社会全体でこの問題に対する成熟した理解が進むことで、問題解決がなされることを期待したいところです。
現在、同社では「ロジスティクス本部からみた全社的ロスの削減」を掲げ、在庫の大幅減に向けた取組を開始しているとのことです。そのために、ロジスティクス本部が営業・生産・調達・・・等々、部門横断のプロジェクトを多く立ち上げ、単独部門の枠を越えた連携によって目的を達成しようとしています。
「イノベーションは、物事の"際(きわ)"に生じる」と言われますが、同社ロジスティクス本部の取組みは、まさに組織の枠を越える"際(きわ)"にこそ、収益の種が多く隠れていることを気付かせてくれる好例でした。
(文責:高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)

平成27年度第6回(12月度)の研究会は、研究会メンバーからの発表ということで、公益財団法人アジア成長研究所客員研究員の藤原利久様から、「物流の重要性・日本の物流と課題・世界の釜山に学ぶ」という題目でお話を頂きました。

冒頭で、なぜ物流が重要なのかという点について、著名経営学者だったドラッカーの言葉を引き合いに出しつつ、我が国でなぜ物流業界の存在価値が向上していないのか?という問題提起を頂きました。

例えば、我が国を代表する神戸港が、80年代までは釜山と同程度のコンテナ貨物量を取り扱っていたにも関わらず、1970年代終盤のTS(トランシップ)比率50%近くにまで達したのをピークに、その後TS比率は低下を続け、阪神大震災以降はさらに低下に拍車がかかった一方で、韓国・釜山港は80年代?90年代と順調にコンテナ貨物量を伸ばし、今や東アジアを代表する港湾としての地位を築いた背景や理由について解説いただきました。

そこでは、つまるところ国家としての港湾・物流・産業政策およびそれにもとづく戦略の差異、顧客(荷主)の視点で計画や戦略を練って実行がなされたか否か、更には、政労使による国際競争力獲得に向けた合意と努力の差異が大きく影響しているとの指摘がありました。

近年、物流競争力強化のひとつの方向性としてRo-Ro船を活用したシームレス物流の重要性が挙げられますが、藤原様からは、「これは日本の製造業のジャストインタイムや各種カイゼンなど、もともと日本の産業が得意とする領域のはずだ」との着眼にもとづき、北部九州で先進的に取り組まれている日産九州の韓国との間での完全シームレスSCMや、金沢港でのコマツのシームレス物流などを事例として紹介いただきながら、課題や実現可能性についても解説頂きました。

日本の港湾物流について、残念ながら思考パタンが従来からのものに固定化されてしまっており、一方で韓国・釜山港がいち早くその従来型のパタンを脱却したことで大きく躍進したことを振り返ると、我が国のあちこちに変革が求められる固定観念が多く存在することに気付かされます。現状維持的な発想のままジリジリと価値を食い潰すのを見過ごすのか、それとも、時代の流れや顧客の要求を的確に見据えて、大きく変革し新たなイノベーションを創出するのか。残された時間は多くはないのではないか、と考えさせられた研究会でした。

(文責:高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)

201474日に第1回目「精密機器グローバルSCM研究会(JILS主催)」が開催されました。製造業のグローバル化が進む中で、共通する課題と解決方法を探り、共有できる知としてまとめあげることを目的としております。

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第1回目は精密機器メーカーA社様の事例を共有し、そこから共通する悩み、解決策、課題を議論しました。

 

次回は829日(金)/JILS中部支部にて実施いたします(現在、東京・名古屋で交互に開催)。

会合の体験参加(無料)も承ります。ご興味のある方は、担当の遠藤までご一報ください。

endo@logistics.or.jp

※製造業の方に限定させていただきますので、ご了承ください。

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また、「中部ロジスティクス講演会2014」において、同研究会メンバーによる、パネルディスカッションも行います。関係の皆様との交流の機会として、ご活用ください。

https://www.jils-net.com/library_member/library_index.php?dirid=109

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◆内容

1.A社のビジネスの特徴の共有

2.物流マネジメントとしてのグローバル物流コスト把握

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各社コスト情報の把握には大きな課題を抱えていました。物流コストを把握するための標準的なルールがないことが問題でした。FOBもあればCIFもあり、また、社内の会計処理の不統一で見たいメッシュでデータが存在しません。・・・・

https://www.jils-net.com/library_member/library_index.php

※閲覧は「正会員限定(JILS会員)」とさせていただきます。

九州ロジスティクス活性化研究会の第8回会合を3月14日(金)にホテルセントラーザ博多にて22名の出席のもとに開催いたしました。

 本年度は年間テーマを「ロジスティクス戦略と物流品質」を年間テーマに活動を行いました。物流品質は各社とも重要管理項目として取り組まれており、PDCAサイクルを廻し日々改善を実施されています。ただし、事例の発表とディスカッションを通じて、物流品質管理の課題としてその管理項目やレベルの判断基準は、各社独自基準や取引先の要請によって設定されており、数多くの企業が現状の管理項目や判断基準が妥当なのか、抜け漏れが無いのかと悩んでいることが明らかになりました。

 また、物流を取り巻く環境は、景気が回復基調に転じたことと消費税増税を目前とした駆け込み需要により物量が増加している中、昨今のドライバー不足と相俟って混乱の極みの状況にあります。昨年末から物流の潮目が変化していると言われ、一部の物流企業では取引先の荷主企業の選別を始めているとも言われております。

 物流は経済活動と国民生活にとって重要な機能であり、社会性の高い活動であります。今後は、荷主企業と物流企業が共に、安全と物流品質管理レベルで評価されるための基準などの仕組みと環境整備が必要不可欠であると再認識しました。

 特に、グローバル化において、日本の物流品質管理を海外に展開するためにも、その技術やシステム移転の方法と品質判断基準の早急な確立が求められていると痛感いたしまた。

 

九州ロジスティクス活性化研究会【3月14日(金)】高田主査コメント

 

 3月14日(金)に開催された本年度最後の九州ロジスティックス活性化研究会では、トヨタ自動車株式会社物流管理部の高松孝行様より、「トヨタのロジスティックスと物流品質管理」というテーマで講演頂きました。

 日本のものづくり企業を代表する同社では、グローバル生産が急速に進んでおり、今や総生産台数約900万台に対し、海外生産が6割を越え増加し続けています。当然ながら、ジャストインタイムに代表される『トヨタ生産方式』を支える高品質のSCMシステムを海外でも機能させなければなりません。

 例えば中国では、日本と同様のKPIを設定して現地関連企業や人材の育成を試みるものの、物流インフラの質が日本に及ばないため予想外の荷崩れが生じたり、軍事関連施設という位置づけのため鉄道輸送の現場をつぶさに調査することができなかったりと、何かと想定外の問題に悩まされることも多いとのことです。

 物流品質向上については、「納期」「コスト」「品質」「環境」の4つの視点でKPIが設定され、PDCAによって日々レベルアップを図ることにより、直近の売上高物流費は3.6%まで低下し、輸送CO2も90年比で32%削減されています。近年では、他社との共同輸送による復荷率向上(空車便が140便/日から120便/日に低下)や、遠隔地輸送の船舶鉄道利用比率の増大(トンキロベースで70%が船舶鉄道輸送)なども進んでいるとのことです。

 ものづくり企業のグローバル化に伴い、国内の物流品質を海外でも実現するためのノウハウ移転活動は、いずれの企業でもこれから益々活発化します。しかし、現地の国民性は様々ですので、日本のやり方がそのまま簡単に海外で実現できるはずもありません。「現地に張り付いて、何度も繰り返して植え付けていくほかない」という高松様の言葉に、地に足をつけた活動の重要性と、それを長い社歴の中で実践し、その結果確立された『トヨタ生産方式』の価値の源泉について改めて気付かされる話でした。

 (文責 高田 仁、九州大学大学院経済学研究院)

 

◆高田 仁 氏

九州ロジスティクス活性化研究会 主査

JILS九州ロジスティクス委員会副委員長

九州大学大学院 経済学研究院 准教授

九州研究会主査.bmp

 本年6月より開講しております第103期物流技術管理士資格認定講座(大阪開催)の講義をご紹介します。

 9月3日(火)に開催された第9単元「在庫管理とSCM」の中で、株式会社ロジスティクス・コンセプト 代表で、JILSが主催する月例会形式の研究会「ロジスティクスシステム研究会」 主査の大橋 進氏より、「SCMの実務」についてご講義いただきました。

 講義の冒頭、大橋氏から「サプライチェーンを管理する上で最も重要なポイントは、サプライチェーン上の在庫を管理することであり、それが荷主企業の生命線を握っている」と、在庫の管理の重要性についてご説明いただいた後に、この「在庫を管理する」中に含まれてくる調達、生産の業務や需要予測、PSI計画、計画サイクル、在庫の見える化などについて、自動車や日用雑貨などを例にあげながら、分かりやすくご説明いただきました。

 荷主企業の物流部門においても、上記の領域等に関与しているケースは少ないかと思います。しかしながら、在庫の適正化を進める上では、これらを含めて統合的に見る部門(人材)が必要だと実感しました。また、物流企業においても、自社の業務とは無関係と考えるのではなく、荷主企業で行っている在庫管理に関する基本的な知識を習得した上で、荷主企業にあった提案を行うことが、今後ますます重要になると思いました。

 

【参考】ロジスティクスシステム研究会 年間を通じた固定メンバーで、参加者相互の事例発表、ディスカッションを中心に、専門家の解説などを通じて、経験・情報交流をはかるとともに、ヒューマンネットワークを形成する場です。今年度も5月よりスタートしております。(期中参加も受けつけております。)

http://jils.force.com/ShareDetail?productid=a0R10000000FFwpEAG

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<大橋氏>                             <講義会場風景>

 

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