この度の平成28年熊本地震により、お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災された皆様ならびにご関係の皆様には、心よりお見舞い申しあげます。

  

 

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会

熊本地震に関する情報提供

JILS-netでは、昨日発生した熊本地震に関する情報を収集し、公開しています。

 

・熊本地震による交通情報まとめ(4/15 10:00現在)

 https://www.jils-net.com/post/detail_news.php?id=13936

 

・熊本地震周辺道路の通行可能マップを公開。IoT活用=トヨタ

 https://www.jils-net.com/post/detail_news.php?id=13934

 

関西ロジスティクス研究会3月度(第11回)報告

 関西ロジスティクス研究会の第11回会合として、3月18日(金)にシンバホールディングス株式会社 人材育成・改善

業務活動・情報システム事業統括 取締役 雨宮様より「株式会社あんしんにおける物流改善と人材育成」をテーマに

ご講演をいただきました。

 以下、コーディネータの高橋様よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【3月18日(金)】高橋主査コメント

 3月18日(金)にシンバホールディングス株式会社 人材育成・改善業務活動・情報システム事業統括 雨宮取締役様

より、「(株)あんしんにおける物流改善と人材育成」について、ご講演を頂きました。

 シンバホールディングス株式会社様は、沖縄での企業立地紹介から事業・販路拡大や人材育成・情報収集などの支援

まで、幅広い沖縄ゲート「ワンストップソリューションの提案事業」を展開されている企業で、傘下事業会社の株式会社

あんしん様は、物流を中心にして活動されています。

 今回紹介頂いた、株式会社あんしん様の「港町物流センター」(約1,000坪、冷凍・冷蔵庫)は201312月に開設した

拠点ですが、個人別に生産性分析・計画進捗状況・フォローアップの活動、組織連携を高める為の顔写入り掲示、また

配送管理での高効率を目指した車両稼働率・積載率アップへの計画的な取り組みなど、物流現場のきめ細かな改善・

工夫には、参考となる点が多くありました。 

 更に特筆すべきは、物流人材の育成・強化の面で、幹部・上級管理職研修はもとより、現場におけるチーム(現場リー

ダー、主任クラス別)研修、また社員への登用・上位職昇格の実践テスト、更には入社内定者への教育(学生時アルバ

イト活動の分析・気づきの事前研修など)など、多岐に亘って、会員皆様の心をとらえたものがあったと思います。

 雨宮様は、元株式会社ダイエーの物流部門で、長く物流改善・人材育成に携われ、今回お話頂いた中での改善

ポイントでも、「意識改革(問題発見・真因追求)→意志貫徹(目標設定・施策立案)→障害克服(施策実行・評価)→

目標達成(検証・標準化)→(元に戻る)」の改善サイクルをまわすことの重要性(人が基本)を熱く語っておられました。

 有名な山本五十六氏(海軍大将、59才死去)の言葉に、

  「 やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ 

    話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず

    やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず 」

という遺訓がありますが、今回改めて人(人材育成)の大切さを学んだことと思います。

 2015年度最終の会に相応しい、締めくくりを頂きました雨宮様には、この場をお借りし感謝申し上げますと共に、

研究会メンバー皆様のご健勝と益々のご活躍を念じてやみません。

(文責 高橋 敬次郎 日通総合研究所)

◎ご案内(開催主旨)

トラック運送事業においては、総労働時間が長く、手待ち時間などの実態があり、取引環境の改善と長時間労働の抑制に向けた環境整備を進める必要があるため、今年度から各都道府県に「トラック輸送における取引環境・労働時間改善地方協議会」を設置して、実態調査、課題の抽出、改善方策等について協議しております。

トラック事業者とドライバーを対象に、労働時間、手待ち時間や荷役時間の詳細、荷役の契約の有無などを明らかにし、労働時間短縮に向けた基礎資料収集を目的に平成27年9月に行ったトラック輸送状況の実態調査の結果(愛知県版)が出ました。また、荷主企業を対象に調査し発荷主・トラック事業者・着荷主の三者による課題と改善点の共有を目的に平成27年12月に調査を行った物流現場における課題と改善点の見える化事業の報告書がまとまりました。
このたびトラック事業者及び荷主のみなさまに対し、これら調査の結果及び報告書の説明会を開催しますのでお知らせします。
さらに今回のトラック輸送状況の実態調査の結果を踏まえて、来年度よりトラックドライバーの長時間労働の改善に向けたパイロット事業(実証実験)を実施します。この実証実験の参加企業として、トラックドライバーが長時間労働の実態にあるトラック事業者、発荷主・着荷主を公募する説明会もあわせて実施しますので、お知らせします。パイロット事業の公募に係る募集要項の詳細は、説明会の当日に発表します。


1.日 時:平成28年4月7日(木) 13:30
2.場 所:中部トラック総合研修センター 多目的ホール
みよし市福谷町西ノ洞21-127(TEL:0561-36-1010)
3.プログラム
(1)トラック輸送状況の実態調査結果について
(2)現場における課題と改善点の見える化事業の結果について
(3)パイロット事業(実証実験)参加者の公募について

◎参 加 費:無料

説明会の内容詳細ならびにお申込みは以下のリンクをご参照ください。

https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kisya015/jikou20160314.pdf

※皆様の情報収集の機会として、是非、ご参加いただきますようお願い申しあげます。


 平成27年度の経済産業省補助事業(次世代物流システム構築事業)の成果発表の一環として、本年3月14日に開催いたしました「次世代物流システム構築シンポジウム」(当協会主催)の当日配布資料を以下のとおり公表いたしましたのでお知らせします。

■次世代物流システム構築シンポジウム■


【開催概要】

・日 時 : 平成28年3月14日(月) 13:30から16:50(開場13:00)

・会 場 : 青山ダイヤモンドホール

・主 催 : 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会

・参加費 : 無料

・参加者 : 340名(事務局等を除く)


プログラム等は以下をご参照ください。

http://jils.force.com/LectureDetail?productid=a0R5F00000R8zDmUAJ


当日の配布資料は以下のとおりです。
なお、資料はすべてPDFファイルです。 ※敬称略、順不同


【セッション1】 荷主企業と物流企業の連携によるサプライチェーン最適化と物流の効率化


「荷主連携による物流効率化ガイドライン」

森川 健 (株式会社野村総合研究所 社会システムコンサルティング部 産業インフラグループ 上級コンサルタント)

野村総研.pdf


「気象ビッグデータを活用した需要予測精度向上によるサプライチェーンの全体最適化」

櫻井 康博 (一般財団法人日本気象協会 事業本部 事業統括部長)

日本気象協会.pdf


「物流KPIを活用した荷主と物流企業の連携による物流効率化」

伊藤 優一 (株式会社パスコ 事業推進本部 コーポレート営業推進部 ビジネスソリューション二課 課長)

パスコ.pdf

加藤 晃士 (TOTO株式会社 物流本部 物流企画部 物流システムグループ)

TOTO.pdf


「ゴルフ用品業界の物流共同化の取組み」

村山 修 (株式会社物流革命 代表取締役)

物流革命.pdf


「物流支援ドローンサービスの実用化に向けた実証実験」

嶋田 悟 (エアロセンス株式会社 取締役 事業推進担当)

エアロセンス.pdf


【セッション2】 輸出入企業の社会的責任としてのコンテナラウンドユース推進の取組み


「コンテナラウンドユース推進に向けた課題と展望」

加藤 二朗 (株式会社三菱総合研究所 社会公共マネジメント研究本部 主任研究員)

三菱総合研究所.pdf


「京都・伏見におけるコンテナラウンドユースの取組み」

北川 美昭 (郵船港運株式会社 物流本部 物流営業部 物流企画課 課長)

郵船港運.pdf

石田 則幸 (ケービーエスクボタ株式会社 船積センター 船積チーム長)

ケービーエスクボタ.pdf


「インランドコンテナデポを活用したN対Nのコンテナラウンドユースの課題と展望」荒井 文義 (株式会社太田国際貨物ターミナル 営業部部長)

太田国際貨物ターミナル.pdf


本件に関するお問い合わせ先:JILS総合研究所(電話:03-3436-3191)

中小企業庁では、下請等中小企業の取引条件の改善の状況や課題について具体的に把握するため、大企業及び中小企業それぞれに対する調査を行っております。調査結果は3月を目途にとりまとめるとともに、調査結果を踏まえて必要な対策を講じてまいります。

 

詳しくは以下ご参照ください。

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/2016/160121shitauke.htm

 

なお本調査の回答期限は、3月10日(木)まで延長されております。

昨年11月25日(水)、名古屋にて開催いたしました「中部物流改善事例発表会2015」の発表事例に関しまして、発表会当日の参加者の皆様からのご質問と、発表企業様からのご回答を公開いたします。ご参照くださいますようお願いいたします。

〇発表事例:問題点の要因別検証・確認と結果共有による菓子不良品の削減
〇発表企業:アサヒロジ様

質疑1:
「あめ」が製造され搬送されていたページを見て(page7)後に個装されるのですが、品質面において、個装されるまでにどの様な管理をされているのか?食品なので一旦でも裸?と言うところが気になりました。
回答1:
製造工場にて気密性の高いビニール袋に入れシリカゲルを入れ、運搬専用アパコンに入れられ、専用トラック(保冷車)にて包装センター搬入され、包装室(クリーンルーム)まで外気にあたることなく、包装直前までは、クリーンルーム(温湿度管理された部屋)で保管しております。種類により保管期限も決まっております。

質疑2:
現場改善されている全事業所において、品質も重視されていますが、品質の指標でもあるPPM数値はどのようにしてとらえられていますでしょうか。
回答2:
荷主様の売上個数に対し発生件数にてとらえております

〇発表事例:ピッキング業務のムダ取り改善と安全確保
〇発表企業:アドバンスト・ロジスティックス・ソリューションズ様

質疑1:
現場作業における生産性を高める為に様々な改善が可能であると分かりましたが、基本的に現場は変化を嫌うと耳にします。そこで、調査、効果を約束するプレゼンをするかと思うのですが、その際の伝え方の注意点などありましたらお聞かせください。
回答2:
スタッフ社員側の一方的な活動にならないようにすること。
調査段階で、対象工程のパートさんに対して目的・ねらい等を示す。理解活動伝え方として
1)活動開始時
・ムダ取りして働きやすい職場にする活動であり労働強化のお願いではない。
・活動中は情報を共有して意見吸上げする、等々。
・ビデオ等で作業中の実態を見せて、口頭だけでなく視覚でも伝える。
2)改善実施時
・作業ポイントとか、なぜそうしたのか説明する。
・スタッフ社員が気がつかない「やりずらさ」とか「危険作業」等が、発生してないか意見交換して不具合あれば是正案を求めることで
パートさんに参加意識を持たせる。

質疑3:
改善の活動方法についてお教え願います。全員参加での活動を行われたとありますが、活動は業務時間内に行われたのでしょうか。また、パートの方の時給は発生しているのでしょうか。どの様に全員参加を実現されたのかご教授願います(体制、活動時間など)
回答3:
・情報共有、意見交換等の活動は業務時間内であり、時給としては発生しております。
・全員参加実施の為、パートさん勤務形態に合わせて、グループをつくり可能な限り就業内(不可能な場合は就業後)
30分?1時間/回 程度実施。活動期間中は1?2回/月開催

質疑4:
同期作業で複数台車を一括して歩行動線の改善になっているが、仕分同期ミスとかヒューマンミスは発生していませんか。
回答4:
ミスとしては発生しておりません。ご指摘あったところはビデオ映像が早送りにしてある最終作業かと推察しますが、同期させる最終手順ではリスト確認後、パレットに載せることでミスは防止出来ています。ただ、ご指摘あるヒューマンミスに対しては、対策弱いので現在表示方法等視覚に対して物的対策実施を検討しております。


〇発表事例:「現場の知恵」と「IT(情報技術)」の融合による絶え間ない改善
〇発表企業:キムラユニティー様

質疑1:
今後AGV導入を考えております。又、現在、受注の変動が多々あり、特に現場内のロケーション、物の流れ、流し方には苦労しており、シミュレーションツールは大変活用したく存じます。ツールは市販されているのでしょうか。
回答2:
残念ながら市販はしておりません。


〇発表事例:職場環境改善による作業者に優しい現場の構築
〇発表企業:コクヨサプライロジスティクス様

質疑1:
中部が他より生産性や品質が悪いのであれば、他とも比較されたと思いますが、それを上回る改善だったのでしょうか。
回答1:
配布資料にあります通り、他3センターの生産性平均40.6個/hを著しく下回っていましたし、品質も目標に遠く及びませんでした。(6ページ)そこで対策として第一ステップでは、作業者に優しい環境とピッキング効率を高めた改善を実施しました。
更に第二ステップでは、検品システムを構築した結果、生産性では13%の向上品質では80%削減と大幅な改善を実現しました。
結果として、生産性では2センターを上回り品質では過去平均を上回りました。

質疑2:
資料ではピック回数/月をABCDランク分けされていましたが、ABCDはそれぞれ比率としては何%ずつくらいでしたでしょうか
回答2:
Aランク⇒40%
Bランク⇒30%
Cランク⇒20%
Dランク⇒10%
上述の通りですが、定期的に出荷頻度を分析しながらロケーション移動を実施しており、更にムダ歩行の削減を狙っているところです。

質疑3:
これだけの改善を実現されていても「首都圏」の出荷生産性はさらに上回る数値(42個)となっていましたが、この差が何かをお教えいただけますと幸いです。(出荷ロット数の差でしょうか)
回答3:
ご指摘頂いた通り、出荷ロットの違いもあるのですが、中部の場合は一旦荷捌き エリアに集約し、検品作業、仕分作業、確定作業と作業工程が多い事が要因です。
又、首都圏ではHTを使用しており出荷から検品、確定処理までをシステム化して運用しておりますので、現状では上回るまでには至りません。しかし、目標は全センターでNo1を目指しております。


〇発表事例:自動車部品物流ヒヤリ事故撲滅活動
〇発表企業:ジヤトコ様

質疑1:
配置転換等の異動者により事故発生が多いとの事ですが、教育・免許運転技能評価はされていないのでしょうか。また、指差し確認による他弊害が発生(労災)、周辺環境、現場整理等の改善はどの様なことをされているのでしょうか。
回答1:
1)教育については資格指名教育及び追教育(1回/年)実施
追教育時実技評価・学科評価し80点以上合格となっています。
2)まずは基本となる動作を継続するため指差し呼称を定着させる活動をしています。
環境改善はリスクアセスメントを実施しリスク評価した結果で改善の優先度をきまっ対応しております。
大きな改善事例ではトラックポートの拡張工事し合わせて近隣住民への苦情がないよう防音壁の設置及び定期的騒音測定を実施しております。その他細かな改善も継続的に進めております

質疑2:
フォーク事故は重大な事態ですが、作業者の意識改革等について、フォーク業者からの教育を取り入れているのでしょうか。
回答2:
意識改革について落下再現動画をみせたりドライブレコードで自分の運転を動画で見て確認・・根気よく対話です。業者については弊社監督者は県のフォークリフト免許講習指導員も担当していますのでその指導内容も取り入れ実施しております。

質疑3:
ヒヤリハット発生内容からのリスク対策について教えてください。
回答3:
ヒヤリハットメモ及び作業観察(監督者)日頃のコミュニケーションからの監督者が確認し、リスクアセスメント表に落とし込みリスク表の実施し優先順位を決め子お金がかかるものに関しては安健部予算から改善費用で改善等進める、または役員報告会などで現状の分析からの対策案をプレゼンし改善を進めていくようにしています。

質疑4:
ドライブレコーダーによる指差呼称の動作確認を実施されていらっしゃいましたが、レコーダー導入の際、作業者の方々には、どの様なご説明をされ、今回の取組みに対して理解を深められたのでしょうか。また、当取組みに対して、作業者から大きな反対等は無かったのでしょうか。目視による動作確認ではなかなか実態が見えづらく貴社のレコーダーは非常に良いと感じました。レコーダー導入までのプロセスを是非詳しく教えていただけないでしょうか。
回答4:
導入当初は作業者からは監視されている等色々な意見がありましたが、作業者の動作を確認し自己分析(自分ではやっているつもりでも実際に見てみたら)に使うことを展開また事故等発生時の対策分析に使用することを説明。導入直後はよく実施している動画を公開し褒める動画として使用していきました。
次に動画を利用しKYTの材料にし危険予知訓練にも使用。
組員による動画での意見交換・・叱る怒るのではなく仲間同士で動画を見ながら意見交換を進めていきました(監督者はこの中に入らない)。
作業者が必要性を感じるまでには半年くらいはかかりますが監督者が事故を起こしたくない気持ちを作業者と根気よく話し合いながら進めていくことが大切と思います。


〇発表事例:誰でも出来る仕組みづくりによる業務効率の向上
〇発表企業:シンクラン様

質疑1:
弊社では担当者不在時の対応が出来ない場合も度々発生しております。お客様より担当者しか分からないお問い合わせがあった時にいつもお答えできず、ご迷惑をかけております。御社が「誰でも出来る仕組みづくり」(業務の標準化、業務マニュアルの作成)については、作業場はデメリットがあるのでしょうか?イレギュラーな事態が発生した場合はどうやって臨機応変で対応するのでしょうか。
回答1:
業務マニュアルや引継書の作成にあたってデメリットはありません。強いて申しあげますと、定期的な見直しが必要になってくるくらいです。当営業所でも、担当しか分からずお答え出来ずにご迷惑を掛けてしまい、そのため担当者が安心して有休取得出来ない状況でしたので、個人の担当業務に関しましては業務マニュアルを作成して貰い、また定期的にジョブローテーションを行い、誰でも対応出来るように致しました。それでも対応できない事案は正直ございますが、臨機応変に対応し、ほぼございません。

質疑2:
残業0は給与減になりますが、抵抗はなかったのでしょうか。
回答2:
残業代=給与的な部分がありましたので、所員からの反発/抵抗は当然ございました。

質疑3:
顧客との関係改善の中で、ローカルルールを具体的にどういった方法(手法)で提案されたのでしょうか。また、残業時間が減ることで従業員の皆様へはどういった対価(対応)を取られ、モチベーション(雇用維持)継続されたのでしょうか。
回答3:
残業減=給与低下に直結致しますが、対価はありません。ただ、長時間労働で起こりうる健康被害等を説明し、それよりも元気で永く働いていただける方が職場的にもよいと説得致しました。また、残業⇒変動費ですが、給与⇒固定費を上げる事が出来るようにスタッフのスキル向上にも努めております。

質疑4:
長時間労働の常態化を改善するには、非常に苦労されたと思われます。
A.一番苦労した点は何ですか。
B.キーワードである「対話」で注意した点は。労働時間の削減をすることで実質給与への影響もあったと思います。
C.社員の待遇や賃金制度の変化、変更などは実施したのでしょうか。
回答4:
A.相手の考えなどを引き出すのに一番苦労致しました。
B.相手が発した言葉は真摯に受け止め、特に収入に関する話題に一番気を遣いました。その場で即答出来ないことは後日、必ず返答致しました。
C.社員の待遇などの変化/変更は一切ありません。

質疑5:
残業0→収入源という社員のモチベーション低下の課題で対話を活発にしたポイントを教えてください。また、664時間は何人でその残業時間か教えてください。
回答5:
・これは7人での残業時間です。
・ミーティング以外に一日に5分程度スタッフ全員で集まり、雑談タイムを設け、相手の興味を持ちそうな話題を振りました。
とにかく明るく楽しく何でもみんなで言い合い、決めあえる(=全員で運営する)職場の雰囲気を作りました。


〇発表事例:ピッキングカート及び屋内測位データを基にした改善と効果検証
〇発表企業:富士ロジテック様

質疑1:
動線解析のための機材の初期コスト等、UWB屋内測位の導入費用はどれ位するのでしょうか。
回答1:
今回のUWB屋内測位はNICT様の実証実験ですので価格は判りません。現在他社が販売している測位機器は方式と測位精度により異なりますが、機器のみのテスト購入は100万円程度からあります(方式と機材の数量により増額します)。但し、これはあくまで導入実験ベースとお考えください。
本格的に導入しようとすると精度や機器数にもよりますが、機器代金だけで百万円台後半からの費用を想定されたほうが良いでしょう。
計測を提供するサービスは、1週間(実測1日)で100万円程度からです。(数社がサービス提供していますので、詳細はネットで調べて頂けば良いでしょう)
弊社でも機器販売及び計測サービス(期間1ヶ月・実測2週間)の実施を計画中です。機器販売は基本セット(アンテナ10台・移動機10個)で300万円程度、計測サービスは50坪・10人あたり高精度測位で150万円程度を予定しております。

質疑2:
伝票件数を増やす→歩行移動距離減少につながりますが混雑緩和は結果、最短距離につながるのでしょうか。停滞ムダ時間の短縮につながるのでしょうか。ロケーション見直し、行数増加は移動距離減少につながることは理解できるのですが、混雑緩和のつながりがよく見えませんでした。
回答2:
カートを押してのピッキング作業ですので、次のピッキング場所に移動する際、最短経路の通路で複数作業者がピッキングしていると複数のカートが停車しているのですぐに移動ができず、通路が空くのを待つか大回りをすることになります。
混雑を緩和することで、移動をスムースに行い移動時間と距離を短縮できます。


〇発表事例:ベアリング部品プロセス全体の課題明確化による作業生産性の向上
〇発表企業:リコーロジスティクス様

質疑1:
従業員の意見に「否定しない」とありましたが、「否定しない」意見とはどんな事がありましたか。克服する秘訣を教えてください。
回答1:
「否定しない」事による理由は、以下のような意図があります。
・リーダーとのグループ討議で意見を出して頂く際に最初から否定に入ると意見が出なくなる恐れがある。
・基本改善は上長からの指示で行うと「継続しない」傾向にあり、「自分たちで考え、実行」した改善は継続及び進化に結びつくことが多い。
・コーチング手法を用いることでより良い意見を引き出す。
・上がってきた意見に対してグループ員内で討議(考える)ができ、チームの纏まりに繋がると思います。
・従業員が通常作業時にも疑問や問題(課題)を意識するようになる。


〇発表事例:タブレット端末導入による作業標準化について(品質・効率の向上)
〇発表企業:佐川グローバルロジスティクス様

質疑1:
今後の取組みとして「見える化」でカラーマネジメントを行っていくとの事でしたが、具体的な内容(どういったものを、どのように)を教えていただけますでしょうか(例えば、カラーの選択基準や、カラーの使い分けなど、どのような目的でカラーマネジメントを採用されたのか)。
回答1:
【カラーの選択基準について】
色彩理論からみて、本来ですと中間色や寒色で環境を統一し、危険箇所や要注意商品に暖色を用いるのが理想でしたが安価な機材を優先した結果、赤・青・緑・黄・黒といったカラー選択となりました。
【カラーマネジメント導入の目的】
・初心者でもすぐに理解出来る(判断の簡素化)
・誰でも理解出来る(老眼の方)
よって優先度や緊急性の高いものを色分けしているのではなく、"色の違い=作業指示"という位置づけで導入しました。

質疑2:
第1ステップ改善事例の中で達成感を引き出し、モチベーション向上を図る、とありますが、具体的に誉める事意外に、どのような方法で評価し、モチベーションを向上させたのでしょうか?給与や地位(ランクアップ)、就労条件の向上などどれが効果的でしたか。
回答2:
人によって感じ方は様々かと思いますが
"自分の仕事に対して安定した高い評価をしてくれている"という部分が非常に重要と認識しております。
よって"誉める"というやり方の中でも様々な工夫をこらしております。
・スタッフリーダーによる定期的な意見交換
・現場担当社員による個人別生産性の提示と意見交換
・半年に一回程度、管理職社員による面談
といった取組みを行っております。
特にスタッフリーダーの働きは重要となります。小規模グループを形成しスタッフリーダーを中心に様々な問題に対して改善を図っております。その土台となるのは"透明性が高く平等な待遇"となりますので、可能な範囲でオープンにしております。

質疑3:
ピッキング作業の中で1位の「歩行」を重点項目にされなかったのは何故でしょうか?(歩行+商品を取る=45%を締めています。これらの「動作的側面」のウエイトが極めて高いところを先に改善活動されなかった理由が何かあったのでしょうか。
回答3:
「在庫ABCランクづけによる歩行距離短縮」といった手法が一般的かと思います。荷主様の場合は在庫登録から約3ヶ月以内で必ず販売を行う運用です。基本的な在庫滞留期間は約1ヶ月となりますので"不動在庫"が発生しません。
しかしながらウェイトが高い動作項目である事は間違いないですので、「近接ロケーション毎に出荷指示を仕分しまとめてピッキングを行う」という改善も行っております。

質疑4:
改善の背景にある目標90PPMの根拠はなんでしょうか。目標を66%削減に設定した際の反応(拒絶)はありましたか。
またITFコードを利用した機械検品後53PPMは大きな効果ですが、逆に機械検品後の品質エラーにはどんなものがありましたでしょうか。
回答4:
PPM値の設定については荷主様とも意見交換を行い「ミスに至った真の原因はどこの工程かを分析する為の指標」という主旨で設定しました。
ご存知の様にPPM値は"分母をどこに設定するか?"で結果が大きく異なります。
・誤出荷には至らないが生産性を大きく損ねるイレギュラー作業(不適合)
・販売機会の損失に繋がる恐れもある顧客対応窓口の品質
といった様々な課題がある中で、先ずは洗い出しが容易な案件に絞ってKPI管理を継続していこう...という共通認識で進めております。
【機械検品後の品質エラーについて】
エラー項目については"商品状態の差異(汚破損)"がほぼ100%です。取り扱っている商材が中古品の為、荷主様とUser様との間で "ネットでの写真と現物商品状態の認識に差異があった"という内容です。よって"誤出荷"は発生しておりません。

以上

 年頭所感 

ロジスティクスマネジメントの統合管理を目指して

 

公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会

副 会 長  川 合 正 矩

 

2016年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

 昨年は、中東での日本人人質殺害事件やロシア機の爆発事故、そしてパリにて発生した同時多発テロなど、世界に大きな衝撃を与えた事件が発生いたしました。一部過激派組織によるとみられる一連のテロ事件は、欧州における中東地域からの大量の難民受入れ問題にも影を落としています。一方わが国では、集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法が成立し、今後の安全保障政策において歴史的転換の年となりました。また経済分野では、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉が大筋合意に至りました。さらにAEC(ASEAN経済共同体)の実現により、物資・サービスの貿易自由化・円滑化が、今後一層進展するものと期待されます。

 このような中、グローバルなサプライチェーンの効率化に向けたロジスティクスシステムの高度化は、企業価値の向上のみならず、国民生活を支えるうえでも、より一層重要になって参りました。国内物流とグローバル物流とのシームレス化には、国内と海外を隔てることのないロジスティクスマネジメントの統合管理が求められております。公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会は、需要と供給を同期化させるロジスティクスシステムのあるべき姿を「ロジスティクスコンセプト 2020」として取りまとめており、グローバルサプライチェーンの効率化とともに、ロジスティクスの統合管理の必要性を訴えて参りました。引き続き、このコンセプトの実現に向けて活動を展開いたします。

特に本年より、当協会は、ロジスティクスに関する課題解決のために、積極的に提言活動を行って参ります。具体的には、「ロジスティクスKPI推進部会」および「ロジスティクスIoT推進部会」を新たに設置し、産学官の連携により議論を深め、将来のあるべき姿を描きつつ、企業間の課題解決のための方策を発信いたします。

また、ロジスティクスに関する課題解決に向け、物流システム機器や情報システム、サービス等ハードとソフトが集結した情報発信・技術交流の場である「国際物流総合展―LOGIS-TECH TOKYO―」の規模を拡充し、本年9月に開催するとともに、物流現場改善活動の活性化や、ロジスティクスの高度化を担う幅広いロジスティクス人材育成に向けた能力開発支援事業などに取り組んで参ります。

 本年も当協会は、わが国産業活動と国民生活の持続可能な発展に向け、全力をあげて課題に取り組んで参ります。会員の皆様をはじめ、関係各位の一層のご支援とご協力を心からお願い申しあげ、新年のご挨拶といたします。

 

2016年 新春

関西ロジスティクス研究会12月度(第8回)報告

 関西ロジスティクス研究会の第8回会合として、12月18日(金)に株式会社ロジスティクス革新パートナーズ代表取締

役菅田様より「EC通販物流の現状と今後の課題」をテーマにご講演をいただきました。以下、コーディネータの高橋様

よりコメントをいただきましたので、掲載をいたします。

関西ロジスティクス研究会【11月20日(金)】高橋主査コメント

 12月18日(金)に、株式会社ロジスティクス革新パートナーズ代表取締役 菅田様から、「EC通販物流の現状と今後の

課題」のご講演をいただきました。

 菅田社長様は、長くリコー株式会社・リコーロジスティクス株式会社などで、生産技術・経営管理部門等の要職を経験

され、また品質・環境分野から人材育成まで幅広い見識と実践を積まれ、現在も公的機関の委員や企業のアドバイザー

などでご活躍されています。

 現在、EC市場の規模は物販系分野だけでも、2014年は前年比13.5%増の6兆8千億円(サービス・デジタル関連

含むと12兆8千億円)にも上り、年々拡大基調にあると、冒頭にお話がありました。更に、店舗とネットを融合したオムニ

チャネルに取り組む最新の企業事例を、数多く紹介頂き、このオムニチャネルの物流動向にも注目する必要性を示唆

いただきました。とりわけ、このオムニチャネル物流面における成功は、「商品在庫の一元管理、物流ネットワークの

再編成、SCMプラットホーム」などで、自由自在の付加価値創造型SCMを構築する、新たなロジスティクスの取組みが

欠かせないことを力説されました。また、物流サービス寿命は5?6年(製品寿命は10年)と短いサイクルであるだけに、

コラボ(例えばコンビニとの対応)出来る物流サービスや、地域密着(例えば少子高齢化への対応)する物流サービスで

成長領域があれば、新たな物流(網づくり)のチャンスである、とのお話も共感できるところであります。

 今回、菅田社長様から「3PLの言葉に酔わないで!」、「CD(コストダウン)施策は無限にある!」、「着実に勉強、

何でも実践せよ!」など、私どもにも耳の痛い辛辣な言葉を発せられたり、「7・5・3の法則(坪当たり効率と利益率)」

「物流システム改善分析(技法)フローチャート図」など、参考となる情報も数多くいただきました。

 2016年度は申年ですが、「未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ」という相場の格言がありますが、会員皆様に

おかれては周りが騒がしくても、「一以貫之(いちいかんし)」(論語)の精神で、今回のお話を糧に、物流の世界で

変わらず一つの道を進み、向上されていかれんことを願っています。

(文責 高橋 敬次郎 日通総合研究所)

平成27年度「次世代物流システム構築事業費補助金」に係る補助事業者について、2015116日(金)から1126日(木)までの期間をもって公募を行いました。

応募内容について、外部有識者による厳正な審査を行った結果、下記の応募事業者を交付先として採択することを決定しましたのでお知らせいたします。

 

◆採択事業者 エアロセンス株式会社

 

なお、本ページにおける公表内容は、採択事業者に対する補助金の交付決定通知ではありません。採択事業者に対しては文書にて交付決定通知をお送りします。

交付決定にあたっては、補助対象経費、補助金額の上限等について別途協議のうえ条件を付す場合があります。

 

※本事業の背景・目的及び補助対象とする事業は次の通りです。

 

■事業の背景・目的

東日本大震災以降、省エネルギー対策の抜本的強化が必要となる中で、我が国の最終エネルギー消費量の約2割を占める運輸部門の省エネルギー対策を進めることが重要視されています。

本事業は、従前の施策だけでは十分に省エネルギー対策を図ることができない物流分野等について、効率化に向けた先行事業を行い、その成果の展開により抜本的省エネルギー対策を進めることを目的とします。

 

■補助対象事業

事業目的を達成するため、本事業では以下の要件を満たす事業を行う者に補助金を交付します。

 ・新たな物流体系の構築に寄与する取組

 ・省エネルギー効果、二酸化炭素排出量削減効果が見込まれる取組

 ・荷主企業が他の事業者・団体等と連携する取組

  

お問合せ先

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 次世代物流システム構築補助事業担当

電話番号:03-3436-3191

電子メール:jisedai@logistics.or.jp

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15  

すべての単語が順序に関係なく検索されます。フレーズで検索したいときは引用符で囲んでください。

"movable type"

AND、OR、NOTを入れることで論理検索を行うこともできます。

個人 OR 出版

個人 NOT 出版